第七百六段 祖先の化粧田の俳句
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年十一月二十六日
京都府は与謝野町での「蕪村顕彰全国俳句大会」に
自由題の部に作品
わが祖の化粧田いづこ田植歌
を前もって投稿し、入賞を狙ひ参加せり。
化粧田とは、嫁入りの際に婚家へ贈られる田の事。
その田から収穫された米を売り嫁の化粧品代にせしとぞいふ。
その男の実家は代々その習はし有らば
具体的な地番、不明なれども
その昔の様子をひねりたる作なり。
俳句大会での結果…
此の俳句作品もまた第七百五段と同じにて
いささか懐古趣味と反省しきりなり。