第六百九十四段 笑顔石と思案顔石の歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年十一月十一日
越後は魚沼市での
「第23回宮柊二記念館全国短歌大会」に
作品
笑顔石 思案顔石 しまらくの
思案の後に 頷き笑ふ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心(内容)は、刈谷市昭和町にある
或るうどん屋のショーケースに
サンプルの幾種類かのうどんと並び有る
此の二つの銘石を詠みたる作なり。
実に不思議なる形の石にして
よくぞ名付けたたると行く度に
思ひしかばやうやう歌になりけり。
しかして短歌大会での結果はといへば
二首とも連敗記録を更新となりけり。