新編・伊勢物語 第六百六十四段 三河の国分尼寺(後編) 星原二郎第六百六十四段 三河の国分尼寺(後編) 棄てきれぬ 恋の想ひを いだき来し 乙女もありや 訊(き)く術知らに 何といふ 名前持ちゐし 尼僧らか 記録残らず 礎石語らず 天平の 御代(みよ)の三河の このあたり 景色如何と 眼(まなこ)を瞑(つぶ)る と詠み 三河の天平の時代にタイムスリップし うら若き尼僧等と語る、時間旅行を楽しみけり。