第五百六十一段 朝、鮮やかの国
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年六月十七日の
刈谷市文化協会の短歌部会の定例の歌会に
次の歌
国名は 朝鮮やかが 由来なり
半島の北の 闇深き国
を事前に提出し上位得点を狙ひ参加せり。
日本が「日、出づる国」なれば
彼の半島は「朝、鮮やか」との
麗しき地名なり。
さすれば、本来の由来の如き国に戻れかしとの
願ひ有りての歌なりけり。
さて、歌会にては、二十一首中の四位になりしかど
「半島の北」では旧満州、現在の中国東北部なるゆゑ
「半島北部」が適切では?の意見ありて頷きつつ
考へ込み唸りけり。