第五百五十七段 メールのマナー
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年六月、
その男 或る友人から来るスマートフォンへの
ショートメールに誤字脱字、絵文字の乱用
誤変換も多く、更に不適切なる句読点の
使用に呆れて歌を
送信の 操作の前に いま一度
内容チェックが メールのマナー
と詠み 当の友人へと送りけり。
しかしてその後、其の友人からの
メール途絶えけり。
されど更にその後、日数を置かず
相変はらぬメール届きければ
呆れ果て苦笑ひを浮かべけり。