新編・伊勢物語 第五百五十五段 知立神社での花菖蒲短歌大会 星原二郎第五百五十五段 知立神社での花菖蒲短歌大会 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成二十九年六月十日 知立神社の花菖蒲まつりの 一環の「花菖蒲短歌大会」に参加し 次の歌 遠き世の 衣冠束帯 思はせて 花菖蒲威儀を 正し咲きゐる をもて最高得点に与へられる知立神社賞を狙ひけり。 しかれど、結果は参加二十首中の五位にて 四位までに与へられる中日新聞社賞を 一点の差にて逃し悔しがりけり。 さて、歌の心(内容)と姿(表現) 読者子の評価は如何にや?