新編・伊勢物語 第五百四十段 浅間ヶ嶽(後半) 星原二郎第五百四十段 浅間ヶ嶽(後半) 信濃なる 浅間ヶ嶽の いただきゆ 煙のぼりて 夏空たかし 浅間ヶ嶽の 噴火ゆ経れど 恐ろしを 鬼の仕業と 今に伝ふる と、詠み 日本のポンペイとも称さるる あたり一帯を歩き回り 伊勢物語の本家の在原業平 ここまで旅せしかは大いに疑問をいだけども 記念写真を撮り この地を去りけり。