新編・伊勢物語 第四百五十段 下呂温泉の望川館に泊まりて 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

isemonogatari2のブログ

ブログの説明を入力します。

第四百五十段 下呂温泉の望川館に泊まりて

 

昔、男ありけり。今も男ありけり。

その男、平成二十九年の二月の中旬

知立市文化協会の研修旅行とて馬籠妻籠へと行き

下呂温泉は望川館に泊まりけり。

投宿し早速 一浴し

歌を

 

 飛騨川に 架かる鉄橋 渡りゆく

  列車を見やる 露天湯よろし

 

 下呂に来て 下呂の露天湯 心地よく

  雪の山並み 眺め飽かざる

 

と詠み 湯より上がり恒例の宴会に臨みけり。

しかして更に翌朝 かはたれの露天湯に身を沈め

歌を

 

 幾たびと 来たりし下呂の 温泉(いでゆ)なれ

  のちは幾たび 叶ふにあらむ

 

と詠みけり。歌の心 死ぬまでに

あと何回この下呂温泉に来ること叶ふなりやの

思ひなりけり。