新編・伊勢物語 第三百二十二段 ノーベル文学短歌賞 星原二郎第三百二十二段 ノーベル文学短歌賞 昔、男ありけり。今も男ありけり。 その男、平成二十八年十月四日 ノーベル医学生理学賞に大隅良栄東京工業大学の 名誉教授の受賞の知らせを聞きて 歌を 岡崎に ゆかりの人が ノーベル賞 受賞と聞きて 嬉しかりけり と 詠み 岡崎の歌の師匠の館に修行に通ひし 若き日を懐かしく思ひ出しつつ ノーベル文学短歌賞の創設を願ひけり。