オンライン家庭学習が仁義なき戦いでつらたんだった件④ | 育児やら何やらバタバタしがちな日常 in イギリス

育児やら何やらバタバタしがちな日常 in イギリス

イギリスでの生活、子供たちのことなど。

ねえ、奥さん、シミュレーションによると、イギリスでは、このパンデミックが始まってから現在までに5人に1人が新型コロナに既にかかった/かかっているんですってよ!(これは全国平均であって、もちろん地域差があって2人に1人のとこもあれば、7人に1人のとこもあるわけですけど)

 

って聞くとすごい沢山に聞こえるし、いや、確かに沢山なんですけど、よく考えると5人に1人って20%だからまだ80%免疫ない人(私も含めて)がいるんですね。

 

そんなこんなしているうちに、

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英国政府のダッシュボードより。

 

黄緑(低)→ 薄青 → 青 → 薄赤紫 → 濃い赤紫 (高)

左上:クリスマス前、右上:年末、左下:年始、右下:現在

 

新型コロナの感染状況の地図が赤くなり続けてるし。

ウイルス、着実に北上中です。

 

早く感染数、下がり始めないかなあ。

でも、今北上してるってことは、私の住んでいる地域はこれから山場が来るんでしょうか。チーン

 

あまりの先の見えなさに、家庭学習に喘ぐ保護者たちの絶望感が高まってきた今日この頃。

WhatsApp(日本でいうLINE)上で、もう皆、悲しげな諦めコメントでいっぱいです。

 

気のせいでしょうか。

前回より学校もオンライン家庭学習用のツールが揃ってるだけに、先生もなんか容赦ないというか。

 

アップロードするのも大変なのに、うっかり算数の課題を2個あるうち1個しかアップロードしなかったら、「よく出来たね!もう一個の課題もできるかな?挑戦してみてね。」ってコメントがついたんだけど!

 

もしかしたら深い意味はないのかもしれないけど、すごいプレッシャー 笑い泣き

 

しかも、また新しいプラットフォームが増えるんだって!

もう管理しなきゃいけない、色んなアプリ/ウェブのログインとパスワード、多すぎ。

 

本気で疲れてきました私。

ねえ、子供の能力を見くびってはいけないですよね、ってついこの間書いたばっかりなんですけど、

 

ここで。

 

結構ガチで家庭学習についていくのが、異様に大変なんですけど!

 

これ5歳や6歳がやる量なん?

そしてこれ、やったところで、子供どんだけ理解してて、学校に戻ったときに覚えてるん?

 

という、気持ち。

でも、家庭学習の課題について、小グループでのライブ授業があるから、全く無視しにくいし。

 

後、そして認めたくないけど、娘の歯ぐずりがまた始まってしまった感じ。ゲロー

 

もう機嫌悪いし、ずーっとひっついてくるし、すぐに泣くし。

夜は寝つきが悪いしさ。これ書いてる間にも、もう2回も起き出してグズグズ言ってるし。

 


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶

 

という長々とした前置きはともかく、本題。

 

 

 

 
去年の最初のロックダウンの時の、家庭学習の話の続きです。(の、が多い文やね)
 
さて、しつこいようですけど、このアプを導入した際の学校側の意図としては、先生たちが用意した家庭学習パックを完成した子供たちがここでぬるーく発表して、皆が「いいね!」つけたり、コメント書きあったりして、心温まるやりとりをする、っていう感じだったんです。
 
でもまあ、もう速攻の勢いでこの当初の意図から離れていきましたよね。
 
私、本当に息子の学校は、未曾有の状況の中、色々と手探りしながら良質の家庭学習マテリアルの作成に取り組んでくれたとは思うんですけど、これに関して言えば、ちょっと見通しが甘かったよね、と思います。
 
そもそもが、普通に考えて、家でフルで働いている保護者もいっぱいるし、エッセンシャルワーカーだっているのに、他の家がどんだけ課題やってるか見えるようにするなんて、不要なストレス与えるだけじゃない?
 
しかもさあ、1週間の終わり、金曜日には「今週のスーパースター(Star of the week)」って、よく頑張った子供の名前を校長先生が読み上げるビデオが投稿されるんですよ。
 
これで名前を呼ばれたい子供や、自分の子供の名前が呼ばれたい一部の親が、なんか張り切っちゃったんですよね。
で、張り切るんだったら、学校の課題を頑張ればいいのに、なんか別の方向へ行ってしまったんですが、まあそれもよく考えると必然な気がします。グループ1、2って皆、それなりに自分の育児のスタイルっていうのかしら、そういうのが定まってる、っていうか、自信満々の人が多いっていうか。
 
で、数日間くらいでしょうか、その間はグループ1の投稿が続いたんですよね。
 
庭で基地を作ったとか、
 
庭でイギリスの夏の名物誌、野外フェスティバルの雰囲気を再現とか、
画像はテレグラフからお借りしました。
 
いや、本当にいいアイデアばっかりで素晴らしいとは思いましたが、大抵の働いている親はそんな暇ないしさ、これはこれでちょっとストレスでした(私は育休中でしたが、6ヶ月の、しかもすごく手のかかる赤ん坊であった娘を抱えて、家庭学習の手伝いをしながらでしたの)。
 
そこに、突然Sちゃんのパパがですね、ぶっ込んできたんですよね。
 

Sちゃんのパパは、このしょうもない嘘つく人。

 

突然、「パパに教えてもらって、二桁の足し算ができるようになりました」って娘にコメント打たせて、Sちゃんがやった二桁の足し算が並んだ画像を投稿したんですよね。

 

で、これ、息子の学年がレセプション(小学校1年生になる前の準備段階の学年、4歳から5歳)の時の話ですから、他の子供たちは、カリキュラムに沿って、まだまだ特定の数の1個上、1個下(つまり18の1個上は19、1個下は17とか)とか、3+4=とか、やっていた頃ですよ。

 

ちょっと再現してみましたが、もっと二桁の計算(繰上げあり)がずらーっと並んでて、最後の最後にすごい大きい番号の計算があってですね、それをSちゃんパパが赤で採点して(当然、全部あってる)、しかも「ワオ!すごい!!」とかコメントが入ってるの。

 

再現してまで伝えたいことかよ!(あ、✔️は日本で言う○です。イギリスだと採点は✔️(正解)と✖️(不正解)なんですね。せっかく書いたのに○にすれば良かった。)

 

この時点でカリキュラムをすっごい飛ばしてるんですよね。

いわゆる先取りってやつな。

 

先取りの良し悪しじゃなくて、でも、これをさ、パンデミック中の、学校からの家庭学習課題発表の場になんでわざわざ乗っけてくるかな、と思ったんですけど、学校の先生としては親が「ワオ!すごい!」って書いてるのに、しかも子供が見るのわかってて、「カリキュラム以外のことはしないで下さい」って冷たいこと言えなかったんですよね。しかも、もうすでにグループ1も散々カリキュラム外の投稿してるわけだし。

 

で、

 

「ワオ!なんて素晴らしいの!

Sちゃん、レセプションじゃなくて、2年生に飛び級できちゃいそうね!」

 

みたいなコメントを先生がつけたんですよ。

 

それがグループ2の他の数家族を刺激しちゃったんですよね。

 

つづく。

 
 

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何気に楽しそう。