★ 「まず、両方の手のひらを広げ、手首に横一直線に引かれている線を合わせてみて。」

「それから両手のひらを合わせる。どちらの中指がより長い?」

突然の師のこのような言葉から今日は始まりました。

言葉通りに試してみると、私の中指は左手の方が結構長め。まず手の大きさにこんなに違いがあったのか、と思う程差がありました。

 

 

 

 

 

 

 

「左の方が長いね。次は右の手のひらを机において目を閉じ一分、右手の中指を伸ばすことに意識を集中してみて。」

約一分程私は右手の中指が伸びるあらゆるイメージをし、意識を集中させました。

頭の中に次々と浮かんでくる、例えば中指だけ魔女のように細長くなってしまうといったものや、小人が5人くらいで私の中指を一生懸命引っ張っているイメージなどを繰り返し鮮明に想像しました。

「では一分経ったので、先ほどと同じように手のひらを合わせてみて。」

その言葉通り手を合わせてみるとどうでしょう。先ほどまでかなり差があって大きかった左手の中指と同じ長さになるどころか、さらに追い越して右手の中指の方が長くなっていたのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが、意識の力なんだよ」と静かに師は言いました。

意識がこの世の中、宇宙を創造している。このコーヒーカップもクッキーも、みなの共通意識や個々の意識無くしては創造出来ないものなのだ。

あなたの人生も、まさにそうである。

しかし、これを理解し腑に落とすというのは結構普通の人は難しいし、人によってその理解度に差が出来てくる。理解するまでの時間も異なる。

この単純な真理を証明する一つの方法として今このような実験をしてみたが、このように実際に体験することによって驚きや気づきと共に理解しやすくなるので、オススメである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ ここでまた一つ、科学的な話をする。

意識はバイオフォトンという光の素粒子で電磁波だ。このフォトンは感情、思考、イメージによって影響され形を変えることが分かっている。

現実はそのバイオフォトンによって形成されたものなので、つまり現実は私たちの感情、思考、イメージで姿かたちを変えるのだ。

これこそが、思考が現実化する引き寄せの法則の正体である。まさにこの現実は私たちの思い通り、感じた通りになるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし言い換えれば、この現実は私たちの思ったとおり、感じたとおりになってしまうのである。

悪い想像や不幸感、貧困さを感じ続けるということは、意識を形成するフォトンに対して、そのような刺激を与え続けることになり、そのような現実が形成されていくのだ。

また、考えや感情は健康にも著しく影響を与える。病気や身体の不調など、自分は望んだはずがないと思えるような現実でさえも、あなたが創りだしたものであるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ 私はこのコロナ禍で、仕事がなくなってしまいました。

初めの頃は従来通り働けないことに対して、憤りや不安、焦りを毎日のように感じ、どうしたら良いのか分からなくなっていたのです。

考えることの殆どは将来への不安。企業などの相次ぐ倒産や社会情勢の悪化のニュースを毎日のように見て怯えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、師と出会ったことによって波動が高まり考えが少しずつ変わっていくのを感じ、今は多少悪いことを考えることもあれど、その時間は大幅に減りました。

ニュースを見なくなったことも大きいかもしれません。見るのはバラエティ番組だけに絞り、自分を楽しい気持ちにさせてくれることを積極的に取り入れるようにしました。

そう、意識にひいては現実に刺激を与える自分の感情や思考を、楽しくて心地いいものに変えるようにしたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうすると、来年からの仕事の話が舞い込んだり、欲しいものが手に入ったりするようになったのです!(自分でもびっくり)

今は、その仕事の資格所得のための勉強をしたり、クラシック音楽を聴いてリラックスしたりするようになって穏やかな時間が流れるようになりました。

ただ、本当に楽しいものや好きなものに触れる時間を増やしただけなのに、このような変化があるとは正直驚きました。

 

 

 

 

 

 

創造の原理を完全に理解し腑に落とせたかというと、正直まだ怪しい所ではありますが、このような体験を積み重ねていくことによって変わっていってる自分には気付いています。

これからが本当に楽しみなのです。

 

 

 

★「今回は、創造の原理を科学的に説明したい」と師は言いました。

感覚的に理解できない人にとってはこれが有効だし、または感覚的には50%の理解であったとしても科学的根拠を示し裏付ける事によって、そこに確信を持てたら強いからである、と。

 

 

 

 

まず、宇宙というものは、一つの意識から成り立つものである。わたしも、この机もそこのビルも、道を歩く通行人も元は一つの意識であるのだ。

つまりその一つの意識が細分化し多様に変化したものが、この地球上に存在する全てのもの、ことであるのだ。

 

 

 

 

わたし、というものを意識した時、わたしは個々人の分離し独立したものであると思うだろう。

しかしながら真実は、全て根底で繋がっているのである。

 

 

 

 

★いま、私たちが経験しているこの現実も、つまりは一つの意識である。

言い換えれば、意識は100%この現実を創り上げているという事だ。

量子力学のコペンハーゲン解釈では、意識がなければ万物は存在しないと言われている。また、物質の最小単位である素粒子は、意識の影響を受ける事が分かっている。

 

 

 

 

多くの人はこの事実を知らない。つまり、見えない世界で意識が創りだす化学変化の方式を知らないのである。

これらは学校で学ぶ事が出来ないので、当然かもしれない。

しかしこれらを知らないために、自分の意識は環境に支配され、現実の状況に翻弄されてしまうのである。

 

 

 

 

★まずは、この事実に気付く事である。

量子力学の世界では、すべての現実、物質が意識によって成り立ち、存在している事は昔から研究され分かっている事である。

よく本の中に出てくるパラレルワールドの存在もまた、物理学で認められているのである。

 

 

 

 

 

つまり、この宇宙には一つの意識から成り立つ無数の現実が存在し、そこにチャンネルを合わせるようにして私たちは一つの現実を選び取り、いまこの瞬間見ているに過ぎない。

今この瞬間にも、別の選択をした「わたし」は無限に存在しているのである。

 

 

 

 

 

★元はわたしとも一つであった意識が、この現実を創るのだとしたら、わたしのものの考え方や、普段何を想像し妄想しているかがどれだけ大切なのか分かるような気がしました。

元は同じものであるから、私の意識に呼応しやすい。そして、ネガティブな想像はネガティブな現実の創造を生むというのも理解できます。

 

 

 

 

 

また、量子力学で意識がなければ万物は存在しなかったというちょっと突拍子もない法則が裏付けられていたのには驚きを隠せません。

なぜこの事実はあまり語られる事もなく、私の耳には入って来なかったのか…

こんな世界を揺るがすような発見を、宗教的な解釈でも精神的な解釈でもなく、量子力学、つまり体系的な学問である科学で証明されているのにも関わらず、人々がそこに関して興味も持たず取り上げられないのはなんだか不思議な感じがしました。

 

 

 

 

 

★まず、現実創造のプロセスを様々な角度から理解する事。

端的に言えば「わたしは全てのものの創造主で、この現実はすべてわたしが創り上げたものである」ということでありますが、これを科学的や感情的な理解をすることで、より腑に落ちるような気がしました。

このたった一つの真理が理解できれば、すっかりわたしの世界は変わってしまうらしいので、腑に落とし込めるまで繰り返し様々なアプローチで自分自身に納得させていこうと思いました。

 

 

 

 私たちの多くは、普段物事を意識せずに行っている。例えば、お風呂に入る時。洗う順番など気にせずに無意識にもう全ての行程を終わらせている事が多い。髪を洗っているときに、ああ、いま自分は髪をシャンプーで洗っている、などと意識しながら洗うような事はほとんどないだろう。

私にも身に覚えがある。例えば、一人で携帯を見ながらご飯を食べた時。ご飯を食べるという行為を意識的にはしておらず、どちらかというと携帯に意識が向いているので、その食事の味について特段の感想を持たない。次の日に、昨日の朝ご飯は?と聞かれても思い出すのに少し時間を要したりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのように、普段私たちは「イマココ」の意識を持っておらず、地に足がついていないので、いろいろ悩んだりするそうだ。

なぜなら私たちが今この瞬間を生きれていない時、私たちの意識は過去や未来の様々なことを想像したり思い出したりして、嫌な記憶や不安な未来を頭の中で繰り返し再現するからである。そうやって繰り返し再現されたことは、現実となって現れてくる。なのでいまこの瞬間瞬間を意識的に生きていれば、悩みなど持たないのに、ふわふわと地に足がついていないために様々な事を考え妄想し、悩み苦しんだりするということである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、イマココを生きるためにはどうしたらいいのか。

それを実現するためには、瞑想、マインドフルネスと呼ばれる行為を実践してみる事が良いということだ。

マインドフルネスとは、マインド=意識を最大限化し、今この時している行為や、その行為中に湧いてくる感情を味わう事である。瞑想も同じように、今自分が行っている最大のものである「呼吸」などに集中したりして、感情を整えるおこないのようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その方法は色々あるらしいが、教えて頂いた一つの方法として、今この瞬間にしている行為を口に出して言ってみること、というのがある。

例えばわたしなら、このブログを書いている。指を動かし頭を働かせているこの行為を無意識にするなどないのでは、と思っていたがどうだろう。

書きながらミントティーを飲む、あ、このミントティーは美味しいな、他のとは違う。どこで買ったんだっけ、いつもとは違うあのスーパーだな。あのスーパーには珍しい外国のお菓子も置いてあったな、あ、そういえばあそこで以前買ったバターは美味しかった。また買おう。バターと言えば、冷蔵庫のマーガリンも切らしていたような・・・

など、なるほど、このブログを書きながらも過去に購入した思い出や今後あれを買おうという未来の事まで、書いてるとよくもまあ、今この瞬間に集中していないのが分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこで一言、「私は今、潜在意識に目覚めて、未来を自分で創造していくためのブログを書いている」と言ってみた。すると、スーパーの事や今夜やるテレビ番組の事、友達へのメールの返事などのことはどこかにいき、今この瞬間に戻って来れたような気がした。

時間は10秒程度でいいらしい。ずっと意識し続ける事などは難しいが、瞬間瞬間の10秒を重ねる事が今後のマインドフルネスに繋がって行くようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 確かに、イマココに集中しているときは、未来の不安な事や、過去に怒られたりした嫌な記憶をわざわざ引っ張りだして自分をいじめないで済むような気がする。

このマインドフルネスという悩み解決法は、かの仏陀なども説いていた方法らしいので、私も少しそのあたりは勉強してみる事にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瞑想も同じく、思考をクリアにしてイマココに集中できる方法の一つのようだ。一つのやり方を聞いて、私も今実践中なのでそれをシェアしたい。

地球の中心部から銀の龍(光)が渦を巻いて、自分のお尻、尾てい骨から入ってくるイメージと、太陽から放たれた金の龍(光)が渦を巻きながら私の脳天に入ってくるイメージをして、その渦が私の中心できれいに重なり合い、一つの龍(光)になるイメージを持ってみることだそうだ。

これは、呼吸に集中するという方法より私には合っていたし、力が湧いてくるような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このように、方法は様々あるようだが、イマココを生きるというのは本当に大事なものであるらしい。

まず私も、食事を一つ一つ味わう事から、お風呂の洗う順番を意識的に変えて、いまわたしは新しい製品で、今までにない順番で髪を洗っているぞ、とつぶやいてみる事から始めてみようと思う。

 

 

 

 

 

 このように自己啓発等を学び沢山の人に会っていくうちに、よく、「あなたのやりたいことは何ですか?」と聞かれるようになりました。

自分を変えようとしたり、人生を見つめ直したり・・・。なぜそこまでそういったことに情熱を捧げるのか、と疑問に思ったり、手助けしてくれようとしたりするからでしょう。

ここで明確に、”こういったことをしたいのです。”という思いがあればそれに関連する人を紹介してくれたりなどして、そのやりたい思いは一歩前に進むかもしれません。だから、よく「自分の好きな物を発信しよう」と言うのは、同じレベルの波動のものが引き寄せられるだけでなくて、その速度まで早くなるからでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、わたしにはいま、明確な「やりたいこと」というのが存在しません。何度もし明確なものがあったら・・・。と思ったか知れませんが、とにかくこれといってないのです。

ではなぜ自己啓発などを学ぶのか、それは偏に今のこの生活はほんとうのわたしがしたい生活ではないということが明確だからです。

やりたいことがみつからない・・・。そんな私に師は言いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 やりたいことがみつからないなら、「やりたくないこと」を書き出してごらん、と。

大体、やりたいことというのは間違っていることも多いのだ。たとえば、ある男の人の願いは、「朝早く起きなくても良い生活、お金には困らない」であったが、それではお昼や夜から始まる仕事に就き直せばいいし、普通にサラリーマンとして働いているその人が現状本当にお金に困っているのかといえば、答えはノーである。すぐに叶えられるその願いがほんとうにその人のやりたいことなのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 だからまず、やりたくないことを明確にする。服を買うときに出費を気にしたくない、決まった定時に出社というのが嫌だ、など、普段している日常の愚痴=やりたくないことを書き出してみるのだ。そうするとやがて、自分のやりたいことが浮かび上がってくるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、やりたいことに気付けないというのは、自分の感情に鈍感になっているということでもある。ずっとほんとうの気持ちに蓋をして生きてきたわたしたちは、自分の感情に気付けない。何をしているときが本当に楽しいのか、時間を忘れて没頭出来ることはなにか。

この一瞬一瞬の感情に気付くことが大事だ。その感情はやがてあなたの未来を創造していくものでもあるのだから。

感情に気付くには、何かを感じたときにそれを口に出してみるのも効果的だ。例えば、「電車の椅子に座れた、ラッキーだったな」「仕事で怒られてしまった、後悔もあるがムカつきもしている」など。ネガティブな感情でもいい。

これは、感情に気付けるのと同時に、そのネガティブな感情と自分を一体化せずに第三者目線に立って冷静に感情を見つめ味わうことにもなるので、嫌な感情の解消にも効果的だ。

 

 

 

 

 

 

 やりたくない事を書き出していったとき、今私は接客業に就いているのですが、本当は無理にお酒を飲んだり、嫌な人や知らない人に気を沢山使うのが本当は嫌だという事に気付きました。

それとカードの支払いを気にしたり、ヨーロッパに行きたいのにアジアの旅行にしなければいけないことも嫌だし(時間とお金の面で)、両親に毎回ごちそうしてあげられないことや、仕事のせいで友達と遊びに行けないのも嫌でした。

結構細かなことを書き連ねましたが、確かに仕事や生活面、それぞれで「やりたくないこと」を書いてみると、その網の目をかいくぐった「本当になりたい自分、やりたいこと」がぼんやりと見えてくるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、日常生活の中で感じた些細な感情を口に出してみるというのも実践中です。口に出すといいらしいので、外では小声でこっそりと笑。

そうすると、たったの1分だったとしてもこんなに考えている、感じている事があるのかと驚くばかりです。そして、ネガティブな感情を少し味わえるようになったような気がしました。

それと最近は、嫌な事を言われてもあまり腹を立てないようになったのです。これは本当に不思議なのですが、以前だったら次の日もそのまた一週間後もふいに思い出して嫌な気持ちになっていたものが、言われたその場で置き換えるというか、その人もある意味”わたし”で、その人の口を使ってわたしになにか伝えようとしているのかな?という思いがふっと浮かんだのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかしまだ、わたしの「やりたいこと」は正直わかりません。だけど今は、それでもいいしこの状況を楽しんで見つけていくのもいいかな、と思っています。

 

 

 

 

★今日の教え

 

 成功法則や、自己啓発の本は何百何千冊とある。それを読んだ人間は、勿論それ以上にいる。しかしなぜその読者が成功しないのか、変われないのか。

よく言われるのは、2:8の法則のことだ。人間をある集団にくくると、大体2:8にその性質が別れるというものである。さらにその8割をくくると、その8割もまた2:8に別れるという。

つまり、成功法則の本を読んだとしてもそれを実践し行動に移すのは2割程度である。

「ありがとう」と毎日○回唱える。新月の日に願い事を完了系で書き出す。感謝ノートをつける。様々なアプローチがあるが、それを本当に行うのはどれだけの人なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 確かに、この2:8の法則があてはまるから実践する人が少なく、変わる人が少ないのだ、と言うのも正しい。

しかしそれよりももっと大事なことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 成功法則本や自己啓発本のほとんどは、実践レベルまで噛み砕いた、技術(テクニック)の本であることが多い。そのテクニックをいきなり実践しても、あなたの中にある今まで蓄積してきた思い込みや偏見、つまりあなたの考えの土台となるものが ”正しいもの” でなければ、いくらテクニックを重ねた所で、年月がかかったり、成功しづらかったりするのである。そうして人はやがて、諦めて行くのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 例えば、あなたを構成する考え、つまりあなたそのものを1つのコップとしよう。そのコップは、子供の頃はきれいな透明の水で満たされている。しかし、大人になるにつれ、両親、先生、周りの大人達によって様々な価値観、つまりインクがその水の中に落とされる。赤色や黄色、青色に桃色。色とりどりなそれらは一つ一つを見るときれいなものだが、それらが混ざり合うとどうだろう。真っ黒に濁ってしまうのである。

そこにいくら透明の、白の水を足したとしても、なかなか透明になるのは時間がかかるし難しい。

子供の頃に絵の具を扱ったなら分かると思うが、グレーを作ろうとすると、黒の割合に対して、何倍もの白の絵の具が必要なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうつまり、いまのあなたの水は黒く濁っているのである。それを透明なものにするには長い年月がかかるし、大変だ。自己啓発の本を読んでも成功する人が少ないのはこういうわけがあるのだ。

では、どうしたら最短で水を透明にできるのか。

それは、その黒い水を捨てることである。自分で勝手に決めてしまった枠を取り外し、解き放つことだ。土台を変える事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 透明な水に、赤いインクを一滴垂らしてみてほしい。そのインクはたちまちその水の表面にふわっと広がることであろう。

そのように、土台を整えると望みは驚く程早く現実にあらわれてくる。すいすい願いが叶うようになるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 ではその黒い水を捨てるとは、どうするのか。簡単である。自分の枠をはずすのだ。ルーティーンを変えてみるのだ、できるだけ大胆に。

簡単なことで言うと、いつもと違う道を通ってみる。挙手して立候補してみる。自分が恥ずかしいと思うことをしてみるのである。自分をだして、人にさらけ出すのを恐れないことだ。

瞑想も効果的だ。やり初めの頃は、様々な考えが頭に浮かんでくるだろう。怒りや、後悔の感情などが多いようだ。その感情を呼び起こし、感じることによってその感情は消化され、浄化されて行く。

朝晩二回10〜20分程行うといいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのようにして、黒い水を捨て透明なもので満たし土台を整えれば、あなたは驚く程早く望みをあなたの現実に出現させることが出来るだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★自分の考え

 

 わたしも何冊も自己啓発系の本を読んできた身です。2:8の法則もほんでよんだことがあったし、8割にはならないぞと書かれていたことの殆どを実践してきました。例えば、願い事ノートは5冊目くらいになるし、新月の日には願い事を書いたり、青いボトルに水をいれ月光浴をさせ、飲み干したりしました。

しかし確かに、なぜわたしは思い通りに変われていないのか?今回のことで腑に落ちた感じがしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 小手先ばかりのテクニックを重ねても意味がない。きっと昔より水はグレーくらいになってきてはいると思いますが、根本を、土台を変えねば意味がないのです。

または、昔からそういった類いの本を読むときに、実践的なことが書かれていないと、実践レベルに落とし込んで書いてくれなきゃ何をしたら良いのか分からないし、行動に移すのは難しいよ、もっと具体的に、何をどうしたらいいのか道筋を立ててくれないかなあと思っていたのです。しかしそれこそが、心の磨き方、土台の正しい在り方が書かれている先人達の本こそが、本当の真理であったことにようやく気付けました。

 

 

 

 

 

 

 

 まず、瞑想を始めました。寝る前に10分程度だけど。頭とお尻から金の光と銀の光がきれいに旋回しながら私の中でひとつになるイメージでしています。

そして、いつも断っていた誘いを受けてみることにしました。

恥ずかしいと思い込んでしまっていたことをする、のでいうとバスの運転手さんにありがとうと伝えるとか、素敵だなと思った他人の服や靴をほめるとか(これはまだ出来ていません・・・)

とにかく、自分の殻を破り、宇宙の意思(潜在意識)にすべてを委ねると決断すること。

そして、黒い水である偏見や根本のよくない考えを手放すことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 これからも意識して、普段とは違う答えを選び取ってみたりしようと思います。

確かに、自分の世界が広がりそうだと思いました。

 

 

 

 

★今日の教え

 

 何かが起こると、あなたはその起こった出来事に対して反応し、ある感情を抱くであろう。言い換えれば、その感情があなたを支配するのだ。

例えば、人に悪口を言われた時、おそらく多くの人が怒りの感情を抱く。怒りがあなたを支配してそれ以外考えられなくなってしまい、感情と自分が一体化したような感覚に陥るだろう。

そもそも、感情は何かに対して反応し起こるものであるが、まずこの仕組みを説明しよう。

あなたの中には独自のプログラムがある。あなたに何かが起こり、それに対して反応する時、あなたの内面には「この場合にはこの感情」といったように瞬時に反応するプログラムが組まれているのである。

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、そのプログラムは、一人一人異なる。人に悪口を言われたとしても、その悪口を自分を見直す機会だと捉え、怒りの感情を抱かない人もいるのである。

怒りを抱く人は、おそらく侮辱されたと感じる人だ。そしてその「侮辱」を恐れている人たちである。

このように、何かに反応しても、抱く感情は人それぞれ違う。

つまり、その人にどのような『思い込み』があるかによって異なってくるのである。

だから、この嫌な状況を逃れようと、周囲を無理に変えようとしたり

非難したりしても、全てはその自身の思い込みが原因であるので、それは他人のせいではなくあなた自身の問題であるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あなたが抱く感情は、次に行動へと繋がり、そして人格を形成する。つまり、人格とはあなたに対する他人の反応や言葉を、あなたがどのように受け取るかによって造られるものであるということだ。

翻ってあなたの反応次第では、あなたの人格は180度変わってしまうのである。

多くの人が、今持っているあなた自身の本質である「人格」を真実で不変のものであると思っているが、実はそれは真実ではなく、あなたが無意識のうちにそう思い込んだだけのものであるのだ。

なので、それが正しいという根拠はどこにもない。言ってみれば、「人格」とはいい加減なものである。

ただあなたが自分とはこういうものだと思い込み、信じ込んでいるだけなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、そのいい加減な思い込みの「人格」によってあなたの人生が決定してしまうのもまた事実である。

その思い込みが、あなたにとって都合がいいものであるならば裕福で豊かな人生を送れるし、

逆に、あなたにとって都合の悪いものであるならば、人生は貧困で悩み苦しいものとなるのである。

翻って、いまあなたの人生が問題ばかりだと考えているならば、あなたがいつも感じているその「感情」が原因であるということを理解するべきだ。

そしてその不快な感情を起こす思い込みを変えることが重要であることを理科いするべきだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 思い込みを変えれば、今がどんな状況であっても、あなたは裕福で幸せな人生に変える事ができてしまうのである。

ある出来事に対して抱く感情のプログラムを変えること。

不快な感情が起こった時それを味わい、その感情を手放すこと。

そして、感情の支配者になり、勝手に暴走させず、こころから自分はこうだと自分の都合のいいように思い込むことが大事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆私の考え

 

 自分が思っている「これがわたし」なんて、本当に当てにならない幻想である事が分かった。

そして、この私が抱えている現実の問題も「思い込み」であるならば、自分の都合のいいように書き変えれば良いのではないだろうかとも思った。

自分が豊かさの中にいる=都合の良いようなイメージを持つようにして、その感情を味わい楽しむ事。

自分がしたら嬉しくなる事ワクワクする事を想像する時間を持ち、さらに、「幸せだ、楽しい」と思える時間を増やす事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 人に悪口をいわれるような事が起こったときに、不快な感情を抱いたとしたら、この事を思い出し「ああ、私の内面プログラムの中では、悪口を言われたことに対しては不快な感情を抱くようにプログラミングされているんだなあ」と気付き、その感情を味わう事。

こうやって、自分のプログラミングに気付く事は、自分を感情から離し、冷静に第三者目線で自分を見つめるのに役立ちそうである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、この世はすべてわたしを含め「思い込み」であるならば、自分の都合のいいように思い込んでみる事もしてみようと思う。

たとえば「楽してお金も稼げて、幸せ!」とか「素敵な人たちに囲まれて楽しい!」とか。いまのこの「つまらない」「嫌だ」と感じているこの現状もおそらく私の感情が創り上げてしまった「いま」なのだから、(でも思い込みだからこれは真実ではないし、変える事が出来る)まずはそういう思い込みをもって楽しくて幸せな感情に浸ってみるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 「いまこのとき」の感情の積み重ねが、わたしの未来を創っている。そしてその感情とは、思い込みによって生じたいい加減なもので、いくらでも「快」の感情にする事が出来る。

怒りや不快な感情を消す事は決してできないが、そのような感情が起こりにくい、もしくは全くおこらない人生にする事は出来るということだ。

良い感情は、良い出来事を生むし、その出来事に対して幸せだと感じると、さらに幸せな出来事がおこる・・・。そのような連鎖反応を起こせるよう、自分の感情の手綱を引き、いまわたしが感じているその「感情」を見つめてみようとおもう。

★今日の教え

 

 まず、現実とは何であろうか。現実とは、あなたが普段生活している環境や、今のこの状況のことである。

では、その現実とはどのようにして創られるのか?

・・・殆どの人が、このいま目の前に広がる現実は、自然発生的なものであるとか、自分の努力の証であると認識していることだろう。

しかし、それは全くのデタラメで、実はこの”現実”とはあなたの意識が立体放映したものであると言ったらどうだろう。

 

 

 

 

 

 

 私たちは意識の存在である。私たちが意識的・無意識的に関わらず、意識したものをこの現実空間に立体放映するのである。つまり、あなたが今持っている携帯も、歩いている道路も、すれ違った通行人ですら、あなたが創りだした意識を立体放映したものに過ぎないのだ。

さらに、この立体放映されたものとはあなたの意識であるからして、全て幻想に過ぎないのである。その幻想の世界を実在の現実だと思い込み真実として経験するといった仕組みだ。

つまり”現実”とは、あなた(あなたのおおもと)が創りだしたもので、それをあなた自身が経験するのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 言い換えれば、あなたがいま見えている現実とは、あなたの意識を反映した”鏡”と言えるだろう。

つまり、今日明日のあなたを見れば、あなたがどのような考え方を持っているかが分かるということである。

現実を見れば、あなたの潜在意識にある考え方、つまり信念がわかるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 もしあなたが今お金に困っているのならば、あなたの考え方にお金を遠ざけるような信念がある。

お金は減るもの、お金は簡単に稼げない、縁がない、お金は汚いものだ、持つとトラブルに巻き込まれる・・・

その中でも、一番影響するのが『ない』という欠乏感である。

いつもお金がなければ、『ない』という信念を創り上げてしまうのである。そのため、あなたの信念を『ある』という状態に持っていく必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず、あなたの中にどんな信念があるのかに気付くことが大事である。

お金がない、金欠、が口癖ではないだろうか。不幸な状況下にいないか。嫌な人ばかり周りにいないか・・・。

それに気付けたなら、あとは自分の意識(信念)を書き換えるだけである。

 

 

 

 

 

☆自分の考え

 

 昨日や今日の私の状況を見たときに、どんなことがこの現実にあらわれているだろうか。お金のことについてどれくらい考えた?嫌な気持ちにはどれくらいなっただろう。傷ついたことはどれだけ?

反対に、何に幸福を感じて、楽しいなと思えた時間はどれくらいあっただろう。

どのような信念が潜在意識にあるのか知りたいのに、現実を注意深く見つめていなかったような気がする。

 

 

 

 

 


 

 嫌なことを言ってくる、態度で示してくるあの人は、なぜ私の現実に登場して来たのだろう。私の意識はあの人をどうして創ってしまったのだろう・・・。今の現実はなぜわたしの望む通りになっていないのか・・・(ほんとは自分で望んで今の現実を創っているのだけど)。

それらが、その現実が、私の知覚できない潜在意識で創られた、わたしの信念そのものであるというならば、そこにはやっぱりわたしの顕在意識では望まない”信念”があることが分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 変革しなければならない。そのような現実を自分で創っておいて、嫌がっているとは何とも不思議な話ではあるが、今のこの自分(顕在意識)で「違う!」と感じているならば、変わりたいと思う。

そして、変わる為に、私の世界に私の意識は”師”を登場させ、このような教えに触れるような機会を沢山生み出したのだと気付いたから・・・。

 

 

 

 

 

 

 またもう一つ、考えたことがある。

この世が全て私が生み出した意識の立体放映で、幻想ならば、そして鏡であるならば、庭の土にいる虫も、エレベーターで同乗した人々も、踏みつけられている草も=わたし

になるのではないかと気付いたのだ。

ならば、優しくしなければいけない。すべてわたしであるのだから。

世の中のもの一つ一つには感謝が生まれるし、尊重しなければいけないような気になってくる。丁重にもてなしたいし、いい気分でいてほしい。

なんだかそう考えると、世界が少し優しいものになったような気がした。

★今日の教え

 今この現実は、わたしのこれまでに持った「感情」から創造された現実である。

たとえ、今あなたにあなたが望まない出来事が起こっていたとしても、その出来事すら全てはあなた自身が目的を持って創造したものなのである。

ではなぜ、わたしはそのような出来事を創造したのか?

光の中にいても、光を知ることは出来ない。闇があって初めて私たちは光の存在に気付ける。つまり「喜び・幸せ」になるために、そのようなことをこの現実世界に生じさせたのである。

 

 

 

 

 

 しかし、今の私たちの多くがネガティブなもの一色であったり、もしくは何の感情の変化もないような無感動な出来事を経験している。

不快な感情、つまり「闇」の部分は少なく、起きたとしても経験するのは出来るなら一度切りで良いのに、何度もそれを経験するような出来事が起きてしまう。

それはなぜなのか。

答えは、そのネガティブな感情が生じたときに、それを否定したり避けたりしてその感情に蓋をしてしまうからである。

 

 

 

 

 

 

 幼い頃から多くの人が、親や先生、周りの大人達によって怒りや嫉妬、不安や恐れなどネガティブな感情を抑えつけるよう言われて育った。

しかしその教え通りにネガティブな感情に蓋をしてしまうと、その感情はあなたの奥深くにしまい込まれ、身体に留まってしまうのである。そして何かのきっかけで、その不快な感情を再び経験するような出来事があなたの前に現れて来るという仕組みだ。

その感情を解消しない限りそれは繰り返され、不快感、不幸せ感を感じ、暗い気分に浸り続けることになるのである。

 

 

 

 

 

 

 では、その溜まったネガティブな感情を解消する為にはどうしたらいいのか。

その方法とは、不快な感情が自分に起こったときに、その感情を何の判断もしない(頭での思考、つまり言葉のない世界)で「見つめる」「感じる」「味わう」「浸る」のである。

あくまで第三者の視点で自分を見つめ、一時その怒りや不安、嫉妬に身を任せるのだ。

これを所謂「感情解消メソッド」や「エネルギーの解放」と呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 このメソッドをどのくらいの時間行うかは、不快な感情が喜びに変わるまでが望ましいが、時間が長くかかる場合はもうこのあたりで、と自分が感じるまでで良い。

その時解消しきれなかった感情はまた再度起こってはくるが、そのときにはかなり小さくなっているはずだ。

そうしてまたその感情が起こったら、同じことをすれば感情はやがて解消されていくだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 あなたが生まれてから現在までのあいだに、あなたは様々な感情を溜め込んで来ている。なので、これからも解消しきれなかったそれらの感情を、再び経験するような出来事は起こってくるだろう。

しかし、「感情解消メソッド」を続けることで、あなたに起こる不快な出来事は減少していく。

そして、あなたの世界は安心感・満足感に包まれ「喜び・幸せ」に満ちたものになり、人生がスムーズに運び出すであろう。

 

 

 

 

 

☆自分の考え

 中学生のときに、「The Secret」という本を読んだ。これがわたしの初めての自己啓発本であるが、その頃はよく理解も出来なかった。

しかし、理解できないなりになぜか心の中に残り、覚えている教えがある。

それは、「自分が怒りを感じたら、自分は怒りの馬に乗せられているだけだと知覚し、さっさとその馬を下りて新しい、気分よく楽しそうにしている馬に乗り換えなさい」というものだ。

当時13歳であった自分は、そこまで上手くアンガーマネジメントが出来なかった。そもそもその怒りも先生によって中断させられたり、親によってポジティブなものに無理に変換させられていたように思う。

 

 

 

 

 

 私の母は、私が幼い頃からそのようにして啓発本等を与えてくれるような素晴らしい母親であったが、わたしがその不安や怒りを吐露したときには、そのような感情を持つのは悪くさらにそのような出来事を招くから、それらを抑えて楽しいこと素敵な未来を想像しましょう。という教えをくれていた。

ある意味では間違えじゃないし、ここまで私が不快な感情を経験することが少なかったのも母のこの教えのおかげであると思う。

しかし、ここで思うのがそれらの悪感情を抑えて、溜め込んでしまったのも事実である。

 

 

 

 

 

 

 

 今回、このような教えを得て、実践してみようと思う。

たとえば、人に悪口を言われた時、人生が今後どうなるのかと考えた時、見たい番組を見逃してしまったとき・・・。

些細なことから大きいことに至るまで、日々私は不安や恐れ、怒りや嫉妬などの感情を経験している。

それらを解消していった先に何があるのか、自分でも楽しみである。

自己啓発の本だけでなく、様々な教えや先人の言葉にもよく《全てのものに感謝をしなさい》とある。

感謝ノートをつけるといいとある。日々の生活がどれだけ幸せなのか感謝して実感すべきだ、とある。

人間は失ってからしかその有り難さに気付けない。

感謝を重ね、人生を豊かなものにしていこう・・・。

 

 

 

 

 

 

よく聞くような文言であろう。私も何十回と聞いた気がする。本でもテレビでも、学校の先生すら似たようなことを言っていた。

それを聞いたとき、殆どの人が「まあ、そうであろうね。」と思うであろう。

私も、そう思ったし、感謝ノートをつけたし、日々歩けることに感謝をしてみた。

しかし、何か違う。そして、《全てのもの》と言われても、ひったくりにあった時は腸が煮えくり返るほどムカついたし、走ったのに信号が赤になってしまった時はチェッ、と思ってしまう。

 

 

 

 

 

 

師が、感謝をしよう、と言ったとき質問をしてみた。

でも私、ひったくりにあったことを、「あったおかげでより気をつけられるようになった、よかった!」なんて思えないし、詐欺に母があったとき、「その詐欺師から学べたことは何かな、むしろチャンスだったのかな」なんて変換は出来ません。

それを言ったとしても書いたとしても、それはそら言で、真実ではないです。そんなことに意味があるのでしょうか。

と問うてみた。

 

 

 

 

 

 

 

すると師は、「君は君の人生を創る為に潜在意識がどれほどのエネルギーを使っているか知っているか。」とわたしに尋ねた。

今この瞬間を創っているのは、あなた自身である。あなた自身の意識である。ここには過去の珈琲店も存在しないし、未来の店も勿論ない。目の前にいる私もあなたが毎瞬毎瞬創り上げているいまこの瞬間の私でしかない。

詳しく言うと、この現実世界を創るのに使う割合は、あなたの知覚できない潜在意識が95%で、知覚できる顕在意識は5%程である。

この広い街、そこらに歩いている人、通りを走る車、膨大なエネルギーを使って潜在意識はこの現実を創り上げてくれているのだ。

つまり《感謝》とはそのあなたの潜在意識に対してする行為である。

 

 

 

 

 

 

 

どれだけのエネルギーを使ってこの世界を創り上げてくれているか。想像もつかない程の巨大なエネルギーである。

嫌なことがあっても、ムカつくなあという人に出会っても、それはあなたが自身の潜在意識の膨大なエネルギーを使って創りあげた現実であり、人物なのである。

そこから感謝への転換、変換というよりは、あなた自身の潜在意識に対して、「考えられない程沢山のエネルギーを使って創り上げてくれてありがとう」という意識をもつことだ。

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、と思った。

今までは無理に変換して外に向けて感謝をしなければ、という強迫観念にも似た感覚があったが、本当はそうではなく、感謝の意識とは常に自分に向けたものであることが分かったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

嫌なことが起こっても、それを「ラッキー」に変えることは難しいが、その嫌な出来事を生み出した潜在意識に感謝は出来る。

そして、それを生み出した潜在意識にそのような「嫌な」ものが含まれていることも確認できる指標になる。現実とは、その出来事が起きてどのような感情を抱くかの確認と、何が潜在意識に内包されているかを確認できるただの事象であるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍のせいで仕事ができないこの現実も、なかなかポジティブにとらえるのは難しい。これがなにか人生についての再考をさせるチャンスなのか、と捉えるのも疲れるし、気力が必要だ。

しかし、この現実もわたしの潜在意識が創りだした現実であるのだと思うと、そこには感謝が生まれるし、何が私の潜在意識の根底にあるのかというヒントにはなる。

その感謝を日々しつつ、宇宙に私自身の人生を委ねながら逆らうことなく、人生を楽しんで感謝とともに観察してみようと思う。

人生を変える第一歩を始めるときに、まず何をしたら良いのかと私は師に問うた。

 

 

 

 

例えば、巷に溢れる自己啓発本には、

●具体的になりたいイメージを想像し、それを本当の感覚として味わうこと。

●物事の全てにポジティブな感情を抱き、感謝すること。

●目標を書くこと、新月の日が良い・・・etc

などの文言が書かれている。それらを私は全部やった。絵まで書き、想像し尽くした。しかし、殆どが、特に大事なことの多くがが叶っていない。

 

 

 

 

なぜ私は色々なことを試したのに変わらなかったのであろう。

すると師は、《潜在意識の根源にある私の信念が書き換えれていないから》だと答えた。

いくら、高層マンションに住み、赤色の外車に乗っているというイメージや、海外に行きまくり楽しんでいるような生活のイメージをしても、私の根底に ”信念、思い込み、概念や常識” に《努力なしでは成功できない》《長時間働かなければお金は手に入らない》《楽しんで成功するのはあり得ない、おかしい》などの信念がある限り、それはなし得ないのだと言う。だって、外車に乗る為の”努力”を、海外に行きまくれるお金と時間の余裕を作る”努力”をしていないのだから・・・。

そのような信念は、大体が幼い頃に周りの大人達によって植え付けられたものであると言う。

 

 

 

 

 

さて、そのわたしの潜在意識の中にある信念を書き換えなければいけない。

まず何をすれば良いのかと前のめりに聞く私に対して師は、

《潜在意識にアプローチするために、リラックスしているとき、たとえば睡眠前や起床後に、声に出して新しい信念を言ったりするのは効果的だ》と答えた。

では早速その文言を作ろうと画策する私に、師はすぐに付け足した。

《ただし、それに執着するのはよくない。変えようと躍起になると全く意味がなくなってしまう》と。

 

 

 

 

 

その方曰く、《ただ、いい気分でいればいい》のだそうだ。《一日の中でいい気分でいる時間を増やす、そのために妄想したりする》ことが効果的らしい。

早く文言を作り、様々なワークに取り組もうとしていた私は二の足を踏むことになり、拍子抜けした。そんな簡単なことでいいのか!と。

 

 

 

 

《変えよう、変えよう、とすると変わらない。あれをやらなきゃと義務化するのもよくない。本当は、全く努力のいらない簡単で、楽しいものであるのだ》

信念を書き換えるのには、しかし時間がかかったりもする。かなり個人差がある。しかしその自分の潜在意識の根底にある”信念”を書き換えてしまえば、かなりスムーズに人生が良いものに変わりだすと言う。

 

 

 

 

そこで私は、まず良いことや、楽しいことを考える時間を増やし、少し嬉しいと思った物事に対しても「あー嬉しいな」と、その気持ちを味わうことにしてみた。

こんな簡単なことで私の根底が変革してしまうなら最高だし、毎日も楽しく過ごせる。しかし、実はちょこっと寝起きに一つの信念を唱えるのはやってみている。笑

 

 

 

 

今日も、カフェの店員さんが優しく対応してくれて最高だし、自粛明けの海外が楽しみでしょうがない。届いたお洋服はかわいくて素敵だし、テラス席でこれを書いている今、月が黄金色に輝いていて美しい。そういえば明日は満月だ・・・。

 

 

 

 

”ワーク”とするのではなく、ただ楽しいことをやる。想像する。

そうして信念がすっかり新しいものに書き変わるまで、楽しみ、感情を味わい、日々を過ごそうと決めた。どのような変化が起こるか楽しみである。