★今日の教え

 

 まず、現実とは何であろうか。現実とは、あなたが普段生活している環境や、今のこの状況のことである。

では、その現実とはどのようにして創られるのか?

・・・殆どの人が、このいま目の前に広がる現実は、自然発生的なものであるとか、自分の努力の証であると認識していることだろう。

しかし、それは全くのデタラメで、実はこの”現実”とはあなたの意識が立体放映したものであると言ったらどうだろう。

 

 

 

 

 

 

 私たちは意識の存在である。私たちが意識的・無意識的に関わらず、意識したものをこの現実空間に立体放映するのである。つまり、あなたが今持っている携帯も、歩いている道路も、すれ違った通行人ですら、あなたが創りだした意識を立体放映したものに過ぎないのだ。

さらに、この立体放映されたものとはあなたの意識であるからして、全て幻想に過ぎないのである。その幻想の世界を実在の現実だと思い込み真実として経験するといった仕組みだ。

つまり”現実”とは、あなた(あなたのおおもと)が創りだしたもので、それをあなた自身が経験するのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 言い換えれば、あなたがいま見えている現実とは、あなたの意識を反映した”鏡”と言えるだろう。

つまり、今日明日のあなたを見れば、あなたがどのような考え方を持っているかが分かるということである。

現実を見れば、あなたの潜在意識にある考え方、つまり信念がわかるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 もしあなたが今お金に困っているのならば、あなたの考え方にお金を遠ざけるような信念がある。

お金は減るもの、お金は簡単に稼げない、縁がない、お金は汚いものだ、持つとトラブルに巻き込まれる・・・

その中でも、一番影響するのが『ない』という欠乏感である。

いつもお金がなければ、『ない』という信念を創り上げてしまうのである。そのため、あなたの信念を『ある』という状態に持っていく必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず、あなたの中にどんな信念があるのかに気付くことが大事である。

お金がない、金欠、が口癖ではないだろうか。不幸な状況下にいないか。嫌な人ばかり周りにいないか・・・。

それに気付けたなら、あとは自分の意識(信念)を書き換えるだけである。

 

 

 

 

 

☆自分の考え

 

 昨日や今日の私の状況を見たときに、どんなことがこの現実にあらわれているだろうか。お金のことについてどれくらい考えた?嫌な気持ちにはどれくらいなっただろう。傷ついたことはどれだけ?

反対に、何に幸福を感じて、楽しいなと思えた時間はどれくらいあっただろう。

どのような信念が潜在意識にあるのか知りたいのに、現実を注意深く見つめていなかったような気がする。

 

 

 

 

 


 

 嫌なことを言ってくる、態度で示してくるあの人は、なぜ私の現実に登場して来たのだろう。私の意識はあの人をどうして創ってしまったのだろう・・・。今の現実はなぜわたしの望む通りになっていないのか・・・(ほんとは自分で望んで今の現実を創っているのだけど)。

それらが、その現実が、私の知覚できない潜在意識で創られた、わたしの信念そのものであるというならば、そこにはやっぱりわたしの顕在意識では望まない”信念”があることが分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 変革しなければならない。そのような現実を自分で創っておいて、嫌がっているとは何とも不思議な話ではあるが、今のこの自分(顕在意識)で「違う!」と感じているならば、変わりたいと思う。

そして、変わる為に、私の世界に私の意識は”師”を登場させ、このような教えに触れるような機会を沢山生み出したのだと気付いたから・・・。

 

 

 

 

 

 

 またもう一つ、考えたことがある。

この世が全て私が生み出した意識の立体放映で、幻想ならば、そして鏡であるならば、庭の土にいる虫も、エレベーターで同乗した人々も、踏みつけられている草も=わたし

になるのではないかと気付いたのだ。

ならば、優しくしなければいけない。すべてわたしであるのだから。

世の中のもの一つ一つには感謝が生まれるし、尊重しなければいけないような気になってくる。丁重にもてなしたいし、いい気分でいてほしい。

なんだかそう考えると、世界が少し優しいものになったような気がした。