
WEBサイトの「千夜千冊」は、書籍で7巻の「千夜千冊」になりました。
各巻1,300㌻で、価格も7冊で99,750円です。ちょっと手の出ない値段です。
今まで2~3,000冊くらい売れたのでしょうか。
旅行、TV、PCに10万円を出す客は多くても本に10万円出す客は少ないものです。
これだけ高価な本が、1,000冊以上売れたのは出版界ではエポック・メーキングな出来事のようです。
読書人と言うのか出版界のマーケットは小さく狭いことが分かります。
「千夜千冊 虎の巻」は書籍「千夜千冊」のガイドブックです。
著者が読んだ本を、大項目~小項目にユニークな視点で分類されています。
一種の知的遊戯であり、人生は暇つぶしと考える私には楽しいものです。
「千夜千冊」は、書評集としては谷沢永一「紙つぶて」に匹敵するでしょう。
選ばれたのは、著者の好みと仕事に使われる素材としての本です。
「聖書」から「AKIRA]まで、幅広い選択がされているようですが、著者の好み、狙い
から外れた本は何か、その作者は誰か、を考えることも一興でしょう。
渡部昇一、堺屋太一、竹村健一、日下公人、長谷川慶太郎などは見当たりません。
いずれも世論の動向に影響力のある保守系の論客で、長きにわたっての言論は
定評があります。取り上げないのは著者の左翼バネの残滓のなせるところでしょう。
開高健、山口瞳など、戦後の昭和に活躍した作家も見当たらないのは怪訝です。
目下、WEBサイト「千夜千冊」を毎日10話づつ読んでいます。170話まで読みました。
読み終えるまで数か月かかりそうですが、毎日、軽い知的興奮を覚えます。
著者の本に対する惚れっぷりがよく伝わります。
お宝鑑定団の中島誠之助さんの惚れっぷりに似ていますね。



