千手成庵の雑記雑感 -31ページ目

千手成庵の雑記雑感

日々、のんびりと・・・・

$千手成庵の雑記雑感

WEBサイトの「千夜千冊」は、書籍で7巻の「千夜千冊」になりました。
各巻1,300㌻で、価格も7冊で99,750円です。ちょっと手の出ない値段です。
今まで2~3,000冊くらい売れたのでしょうか。

旅行、TV、PCに10万円を出す客は多くても本に10万円出す客は少ないものです。
これだけ高価な本が、1,000冊以上売れたのは出版界ではエポック・メーキングな出来事のようです。
読書人と言うのか出版界のマーケットは小さく狭いことが分かります。

「千夜千冊 虎の巻」は書籍「千夜千冊」のガイドブックです。
著者が読んだ本を、大項目~小項目にユニークな視点で分類されています。
一種の知的遊戯であり、人生は暇つぶしと考える私には楽しいものです。

「千夜千冊」は、書評集としては谷沢永一「紙つぶて」に匹敵するでしょう。
選ばれたのは、著者の好みと仕事に使われる素材としての本です。

「聖書」から「AKIRA]まで、幅広い選択がされているようですが、著者の好み、狙い
から外れた本は何か、その作者は誰か、を考えることも一興でしょう。

渡部昇一、堺屋太一、竹村健一、日下公人、長谷川慶太郎などは見当たりません。
いずれも世論の動向に影響力のある保守系の論客で、長きにわたっての言論は
定評があります。取り上げないのは著者の左翼バネの残滓のなせるところでしょう。

開高健、山口瞳など、戦後の昭和に活躍した作家も見当たらないのは怪訝です。

目下、WEBサイト「千夜千冊」を毎日10話づつ読んでいます。170話まで読みました。
読み終えるまで数か月かかりそうですが、毎日、軽い知的興奮を覚えます。
著者の本に対する惚れっぷりがよく伝わります。
お宝鑑定団の中島誠之助さんの惚れっぷりに似ていますね。
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今朝、咲きました。

春蘭漫、っと。

春爛漫ですね。
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グリーンの1930年代の作品です。

バス運転手がデモの最中に誤って警官を殺害し、その後に彼の
妻、兄弟、警視、労働運動家など関わりのある人物たちの
行動と内面を描いています。

皮肉で苦い結末は、いかにも英国作家らしく淡々ととして
余韻のある満足感を覚えます。

映画的手法というか、登場人物の内面と、外部の叙述が目まぐる
しく展開されるのは「スターンブル特急」と同じ手法です。

デティールの描写が生きています。
千手成庵の雑記雑感

トルド・グフタフセンの新作です。タイトルは「回復、回帰」とでも
訳すのでしょうか。

静かでゆったり沈んだメロディーと演奏ぶりは変わりませんが
ヴォーカルとサックスが加わって厚みが増しました。

雨の日曜日の朝に、ぴったりです。

ECMの売れっ子となり、今回はジャケットやノーツに金がかかって
いて凝っています
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チャンドラーの「私立探偵フィリップ・マーロー」がTVシリーズに
なっているとは全く知りませんでした。

ハードボイルドは大好きで、マーローは、何度も映画化されています。
舞台は、30年代のアメリカで、男たちがまだソフト帽をかぶるのが
当然のこととされていた時代です。

歴代のマーロー役では、ハンフリー・ボガードとロバート・ミッチャム
が光っていました。特にボガードは「マルタの鷹」のサム・スペード役
とともにハーボイルドの私立探偵イメージを決定的なものにしました。

トレンチ・コートに中折れ帽、くわえ煙草にどこかシニカルな笑みの
表情は、「男は、タフでなければ生きていけない。やさしくなければ
生きていく資格はない。」ハードボイルド私立探偵のイメージ通り
です。

このDVDは4枚組で、街の風景、車、服装、酒、音楽、インテリア、
煙草など当時のハリウッド黄金時代風俗がたっぷりで嬉しくなります。

マーローを演じているのはパワーズ・ブースで原作に近い年齢の俳優で
原作に近いイメージを出した、とのことですがマスクが甘すぎてタフ
で粋なセリフとマッチしていません。

でも、まあ、たっぷり楽しみました。