TV版「私立探偵フィリップ・マーロー」 | 千手成庵の雑記雑感

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チャンドラーの「私立探偵フィリップ・マーロー」がTVシリーズに
なっているとは全く知りませんでした。

ハードボイルドは大好きで、マーローは、何度も映画化されています。
舞台は、30年代のアメリカで、男たちがまだソフト帽をかぶるのが
当然のこととされていた時代です。

歴代のマーロー役では、ハンフリー・ボガードとロバート・ミッチャム
が光っていました。特にボガードは「マルタの鷹」のサム・スペード役
とともにハーボイルドの私立探偵イメージを決定的なものにしました。

トレンチ・コートに中折れ帽、くわえ煙草にどこかシニカルな笑みの
表情は、「男は、タフでなければ生きていけない。やさしくなければ
生きていく資格はない。」ハードボイルド私立探偵のイメージ通り
です。

このDVDは4枚組で、街の風景、車、服装、酒、音楽、インテリア、
煙草など当時のハリウッド黄金時代風俗がたっぷりで嬉しくなります。

マーローを演じているのはパワーズ・ブースで原作に近い年齢の俳優で
原作に近いイメージを出した、とのことですがマスクが甘すぎてタフ
で粋なセリフとマッチしていません。

でも、まあ、たっぷり楽しみました。