21日、アメリカで金融規制改革法案が成立しました。
アメリカで1929年に起こった大恐慌は、世界中に影響を与え、長い不況のトンネルに突入しました。当時、野放し状態だった銀行の投資活動で生じた株バブルがはじけた結果です。アメリカは銀行の活動に規制をかけて健全な融資に導きました。その後、銀行が手堅く慎重な融資を行い、世の信用を得たのは日本でも同じでした。
エンロン、ワールドコム、リーマン、AIGなどの大型企業の破たんは、行きすぎた自由化で実態経済をはるかに上回る先物取引の破たんが原因です。欲が欲を呼び、甘い話を持ちかけた金融機関と、消費者がバブル話に乗った結果でしょう。
グローバル化により日本も蚊帳の外とは行かず、日本の主要金融機関は、アメリカの金融機関に投資していますので、当然、日本の消費者もダメージを受けています。
今回のアメリカで金融規制改革法案は1930年以降では最も大きな金融規制法案です。これで透明性が高まり、先物取引のリスクが軽減され、ひいては一般消費者が守られる、との目的が達成されれば、と祈るところです。
法の趣旨通りの効果があるかどうかは、これからのアメリカ議会とウォール街の闘いとなるでしょう。
日本にもかなりの影響を及ぼすのは間違いないでしょう。
それにしても金融規制改革法案の成立についてのマスコミの論評があまりないのは怪訝です。かねがね日本のマスコミもガラパゴス化しているのではと感じている当方にとっては、諦めの気持ちも強いものがあるので、やっぱりなぁ、と感じました。
日本の全銀協会長は、「当面、影響はない。」との子供でも言えるコメントです。のど元過ぎれば熱さを忘れるの類でしょうか。
ホリエモンやムラカミの再来がないことを祈ります。
とはマルクスの言葉だったと思いますが、不確かな未来を描く確かな分析と読みは古今東西もてはやされます。
古くは聖書や仏教の終末思想がそうでしょうか。懐かしのずっこけた「ノストラダムスの大予言」なんてものも数百万部のベストセラーでしたね。
「油断」で脚光を浴びた堺屋太一、オイル不足幻想を主張した長谷川慶太郎もビジネス界でもてはやされました。
サラリーマン時代は株に興味があり、毎年、元旦に発表される日経新聞のその年の大納会の日経平均株価予想は良く見ていました。経済評論家・シンクタンクがまことしやかに予測株価を発表していた記事を切り取り、大納会の結果と見比べるのです。。
まぁ、当たってないです。元旦の予測株価をベースに買ってたらエライ目に会う惨憺たる予測結果ばかりで、専門家は見てきたようなウソを述べ、ってやつでした。
何年間か、切り抜きを続けましたが、そのうち馬鹿らしくなってやめたものです。隠微な楽しみにふけっているようで嫌気がさしたからです。
経済評論家、占い師、宗教家、政治評論家など世人の不安・心配をメシの種にする様々なフューチャー・テラーは、良い結果をもたらす予測よりは悪い予測を言います。外れた時のしっぺ返しが少ないほうを選択しているからでしょう。
賢い営業戦略と言うべきかな。
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まぁ、当たってないです。元旦の予測株価をベースに買ってたらエライ目に会う惨憺たる予測結果ばかりで、専門家は見てきたようなウソを述べ、ってやつでした。
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経済評論家、占い師、宗教家、政治評論家など世人の不安・心配をメシの種にする様々なフューチャー・テラーは、良い結果をもたらす予測よりは悪い予測を言います。外れた時のしっぺ返しが少ないほうを選択しているからでしょう。
賢い営業戦略と言うべきかな。
参院選挙の結果が出ました。
自民51、民主44、みんな10、公明9、共産3、社民2です。
よせばいいのにマスコミは選挙予測をやりました。
週刊誌では、
週刊文春は、宮川隆義が自民40、民主52、みんな7、公明9、共産4、社民2です。
週刊朝日は、森田実が自民49、民主49、みんな8、公明9、共産4、社民2です。
同誌で野上忠興が自民42、民主55、みんな7、公明8、共産3、社民2です。
アエラは、自民39、民主53、みんな10です。
サンデー毎日は、有馬晴海が自民42、民主54、みんな7、公明9、共産3、社民2です。
同誌の、角谷浩一が自民45、民主52、みんな6、公明9、共産5、社民1です。
新聞も同様にハズレています。中でも毎日はひどい。
それぞれ政治評論の専門家ですが、まぁ、こんなものです。それと自分の予測が何故はずれたのかに言及しないのもマスコミの常です。
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ネットで無料公開の松岡正剛「千夜千冊」を750話まで読了しました。
千夜千冊といっても、なお継続中でいまは1371話まであります。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/toc.html
気分転換・気休めに読んでいますので、年内に読了するかどうか分かりませんが、気にせずリッチな時間を過ごしたいと思います。
村松正剛さんの書評集であり、圧倒的な読書量による様々な分野への格好の案内書になっています。
哲学、思想、芸術、日本文化、文学、政治、宗教と扱う分野は幅広いものです。千夜千冊スタート時の1990年代発行の本が3割を占めています。
書評は本の簡潔な内容紹介とともに評者の見方・評価が手短にまとめられています。
編集者として読書に興味を抱かせ関心を持たせ続けるテクニックは達者で、思わせぶり、ほのめかし、暗示が多く、曖昧漠然で明確な主張をしない、結論的なものを避けているのは賢明です。
断定的な楽観的な予測をしないのも賢明です、悲観的な将来予測めいた記述が目立ちます。楽観的な予測は外れた時に指弾されるので利口な評論家は悲観論に傾くのが一般的な処世術です。
煙に巻く言辞多発で、論者としてはさしたる内容がないペダンチスト風で、言葉の素晴らしさと怖さを教えてくれます。
先日、TV「情熱大陸」で紹介されていましたが、近頃珍しいチェーン・スモーカーで、食生活は雑、完全な夜型人間です。
何年か前に胃がんで倒れたのも頷けるような不健全な日常です。
楽しい読み物なので長きの活躍を願うところです。
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