大きな政府がいいのか、小さな政府がいいのかについてはそれぞれ一長一短があります。
大きな政府の最たる形は共産主義・社会主義の国々でしょうが、1990年代に大黒柱のソ連崩壊とともに魅力と支持を失ったようです。
サッチャー、レーガン流の小さな政府、市場重視、規制緩和、自由競争がもてはやされ世界の主流となり、経済のグローバル化でマネーの乱舞が華やかなものになりました。
サブプライム・ローンで無規制のグローバル金融経済の危うさが明らかになり、いまも新たなグローバル秩序は確立されていません。
どこまで落ちていくのか、その原因は、その対策は、について書かれたノーベル経済学賞のジョセフ・スティングリッツの著作です。
原因についての分析は幅広く深いものがあり、博打金融と言っていいようなリスキーなデリバティブとそれを助長したFDRに対するし指弾は鋭く、あまりの私利私欲のえげつなさに辟易します。
会社・企業・政府組織を公器と考えると、昨今のトップ経営者の報酬とその会社・企業・政府組織の社会的貢献度のかい離は大きくなる一方です。
日産のゴーンが8億とか、大きくなりすぎてつぶせない為、散々、税金投入で生き伸びた金融機関の経営者たちが億単位の報酬を得るのは、どうなんでしょうか。ホリエモンや村上と比べて、法律ではなく世の中のあるべきルールというか倫理観という目で見ればどう違うのでしょうか。
規制なき自由は、貪欲を生む土壌となっているように感じます。

