ネットで無料公開の松岡正剛「千夜千冊」を750話まで読了しました。
千夜千冊といっても、なお継続中でいまは1371話まであります。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/toc.html
気分転換・気休めに読んでいますので、年内に読了するかどうか分かりませんが、気にせずリッチな時間を過ごしたいと思います。
村松正剛さんの書評集であり、圧倒的な読書量による様々な分野への格好の案内書になっています。
哲学、思想、芸術、日本文化、文学、政治、宗教と扱う分野は幅広いものです。千夜千冊スタート時の1990年代発行の本が3割を占めています。
書評は本の簡潔な内容紹介とともに評者の見方・評価が手短にまとめられています。
編集者として読書に興味を抱かせ関心を持たせ続けるテクニックは達者で、思わせぶり、ほのめかし、暗示が多く、曖昧漠然で明確な主張をしない、結論的なものを避けているのは賢明です。
断定的な楽観的な予測をしないのも賢明です、悲観的な将来予測めいた記述が目立ちます。楽観的な予測は外れた時に指弾されるので利口な評論家は悲観論に傾くのが一般的な処世術です。
煙に巻く言辞多発で、論者としてはさしたる内容がないペダンチスト風で、言葉の素晴らしさと怖さを教えてくれます。
先日、TV「情熱大陸」で紹介されていましたが、近頃珍しいチェーン・スモーカーで、食生活は雑、完全な夜型人間です。
何年か前に胃がんで倒れたのも頷けるような不健全な日常です。
楽しい読み物なので長きの活躍を願うところです。