「国民健康保険税を○○」と言っても、国民健康保険は市の単独の運営ではありません。

 そして県の計画に従い、県と63市町村は令和12年度から、市町村でバラバラから「県内どこに住んでいても保険税の負担が同じになること」を目指して取り組みが着々と進んでいます。

 詳細はコチラ。

保険税水準の統一について - 埼玉県 (saitama.lg.jp)

 

 なので、ある意味、市町村の選挙の公約として掲げるのは”私は疑問”です。

 

 仮に国保税の値上げを止める、下げようと思ったら 国民健康保険の収入を増やし、支出を減らす取り組み、具体的には

 

①医療費の削減策

・生活習慣病の予防、虫歯の予防などの健康づくりの推進

(これは将来国保に入ってくる、現在は会社勤めの人たちについても)

・健診の推進(同上)

・ジェネリック医薬品利用の推進

・コンビニ受診の削減 

・地域によっては、花粉症の原因のスギ対策推進。あと熱中症の予防といったことも広義では入ってきます。(「数百円の電気代をケチって熱中症になったらと入院費が大変だ」という指摘がされていますが、それは健康保険側もそう。)

 ②保険料の収納率向上

 ③事務コストの削減

・口座振替の推進

・マイナ保険証の推進

 をやらないといけません。

少なくとも「資格確認証」をわざわざ発行する手間をつくるのはないでしょう。

 

少なくとも、国保税の値上げ反対を言うのに、 「マイナ保険証反対」はナンセンスと”私は思い”ます。

 

ちなみに、富士見市のマイナンバーカードの交付率は4月末時点で74.4%。国保のマイナ保険証の所得率は51.6%。

改めて確認しますが、12月に向け、しっかりと推進しないといけません。