自然の野菜は腐らない (カルチャー・スタディーズ)/河名秀郎
¥1,260
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とてもわかりやすく説明されている本。

自然農とは何か。無肥料の野菜とは何か。

有機農法と一般の農法では何が違うのか。


自然農の野菜は腐らずに醗酵する。

一般農法の野菜はドロドロに腐敗する。


この違いは、野菜の中に残された肥料。

肥毒というのだそうだ。


野菜が体にいい?

ホント?

どんな野菜でも体にいいの?


その野菜の育てられた環境は?

肥料は?農薬は?種は遺伝子組み換えじゃない?


日本が世界で最も農薬を使う国。

「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの講演会で

初めて知った事実。

てっきり、アメリカや中国の方が多いと思っていたのに。

意外や意外、農薬大国は日本だったんだなー。


このままでは、食べる私たちも、

育てている農家の方も、危ないのでは?


自然の植物には虫がつきにくい。

病気も発生しない。

何かのバランスが崩れたり、弱ったり、寿命が

近づいたものには、虫がたかって攻撃したり、

病気になって枯れたりする。

そういうものだ。


野菜だって同じ。

この本を読んで、まさにそうだなって思った。

□13階段/高野和明

テーマ:

会社の人に借りて、一晩かけて読み続けた。

おもしろい。

展開がどうなるかなかなか読めなくて

最後の最後まで楽しめた。


死刑囚の死刑執行まであまり猶予がない。

その冤罪を晴らすべく弁護士に依頼されて

調査する元 首席矯正処遇官と殺人罪で

収監されていた若者コンビ。

事件は10年前の殺人事件。

バイク事故でその時間帯の記憶がなくなって

しまった一人の男が身に覚えのない殺人罪での

死刑に怯えながら一日一日を生き延びている。


なぜ10年前の殺人事件の冤罪の可能性を

今になって調べるのか?

高額な報酬を出すという依頼人は誰なのか?

そして、真犯人は見つかるのか?


最後まで目を離せない展開だった。

あ、ちなみに、この作品は平成13年の江戸川乱歩賞を

受賞しているよ。


13階段 (講談社文庫)/高野 和明
¥680
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ソウルの街の大きな本屋の絵本コーナーで
ずいぶん長く居座っていた。
あれこれ、手に取り、おもしろい絵本や、話題の
絵本がないか探していた。

かぜをひいた日というタイトルの絵本を見つけた。

ポラムという出版社の創作童話大賞を受賞した

作品で、子ども絵日記風のイラストと手書き風の

字体がとてもかわいらしく、内容も子ども独特の

視点でユーモアある作品だった。


「これだ!」

早速わたしは購入した。


この本を翻訳して日本に紹介したい。

そう思って買って帰ったのに、日本では既に

翻訳して売られていた・・・。

それを知ったのは、買ってから4ヵ月後。

せっかくいい本を見つけたと思ったのに残念。

かぜひいちゃった日/キム ドンス
¥1,365
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新潮文庫の「今、読みたい本」の第一位に
選ばれていたので、書店で手に取った。

時を越えて、場所を越えて、何度でも出会う

二人の話。

良くある前世のお話かと思いきや少し違う。


出会う時が別れる時。

でも、出会えばすぐにお互いがわかるし、

会えてよかったと心から思う二人。


・・・そんな出会いを待ち望んでいい歳に

なってしまったな。



恩田 陸
ライオンハート

西の魔女=イギリス人の母方のおばあちゃん


西の魔女は緑に囲まれた田舎で、堅実に

そして手作りのものと共に暮らしている。

野いちごをつんでジャムを作ったり、ハーブを

育てたり。そこにはゆったりとした豊かな時間が

流れている。


学校に行かなくなった主人公は都会のうちを

離れて西の魔女の所でしばらく暮らすことに。

おばあちゃんの魔女修行とは自分で決めたことを

きちんとやること、規則正しい生活をすること、

頭と体のために何かやること・・・。


朝きちんと起きて、一日を有効に計画的に使うこと。

これがどんなに難しいことか・・・

時間がたっぷりある今こそその大変さが身にしみる。


さてと、私も魔女修行しなくっちゃ。


梨木 香歩
西の魔女が死んだ

□流星ワゴン/重松清

テーマ:
高校時代の友人が久しぶりに集まったとき、オススメしてもらった。
重松清は「ビタミンF」という家族の姿を書いた短編集を読んだことが
あったけど、この流星ワゴンを読んでから、すっかりとりこに。
現代の家族のあり方、家族の思いを書いたらぴか一の作家だ。

家族崩壊寸前の38歳の主人公は夜の街で不思議なワゴンに出会い

時間を超えて旅しながら、家族を思い、不仲だった父の38歳の姿に

出会い自分を重ねる・・・。


あなたにとって家族とはなんですか?

あなたにとって妻とはなんですか?

あなたにとって息子とはなんですか?

あなたにとって父親とはなんですか?


重松 清
流星ワゴン
以前ドラマでやっていた「タイガー&ドラゴン」見た?

友達にDVDに全部録画してもらって、一気に

見たけど、さすがは宮藤官九郎。

こうきたか~とうなっちゃうほどおもしろかった。


これで一気に落語ブームが到来したようだけど、

実は私は以前からかなりの落語好き。

一番は柳家花緑が好きで、おっかけかと

言うくらい独演会や寄席に通って笑っているのだ。

あとは、柳家権太楼とか。


春風亭昇太はこのドラマに出ていたけど、それまで

あまり知らなかった。

でも、今年見た演劇の舞台で二度も昇太を見たので

(仮装敵国、ある喜劇役者の一生)これも縁だなと思い

末廣亭に行き、彼の寄席を見た。


演技も落語も彼らしく勢いでワ---って感じで

圧倒される。おもしろくもあり、なんかかわいい。


そんな昇太が落語初心者向けに企画したひとり会の

CD付きの本。彼の落語は動作が大きくて実際に見た

方が楽しいのだけど、まあCDで聞くのも想像力が

刺激されて楽しい。本はご丁寧にも全部おこして

活字にしてある。

本だけ読んでもよし、CDだけ聞いてもよし。

二度美味しい本。

チャッピーという犬が主人公の噺は聞いておいた

方がよいかもよ!


春風亭 昇太, 糸井 重里
はじめての落語。 春風亭昇太ひとり会

知り合いになったフードライターさんが書いていると

聞いたので、本屋で見かけた時に、ちらっと立ち読み

しようかと思って手に取った。


手に取ってパラパラめくって、レジに向かった。


要するにじっくり読みたい本だった。


美味しい店や人気の店を取材やプライベートで

食べ歩いているだろうフードライターさんがオススメ

する東京の感動料理店を紹介しているのだ。


どう感動しているのか。

☆や点数ではない店の雰囲気や思い入れなどが

感じられて、一度これらの店に行って、その味と

雰囲気を楽しんでみたいなと思わせる本に

仕上がっている。


自分の行ったことのある店が出てたりすると、

なんだか関係ないのに誇らしくなっちゃったりして♫


小川 フミオ
東京感動料理店
泣くよ、泣くよ。
超泣ける。
電車で読まないほうがいいよ。

そんな前評判を山ほど聞いた。


自分でも涙もろいという自覚がある私は

注意深く毎晩ベッドに入ってから少しずつ

読み進めた。


リリー・フランキーはたまにテレビで顔を

見るくらいで、一体何をしている人なのか

どんな人なのか全然知らなかった。


小さい頃からのオカンとの思い出、一番

よき理解者で協力者であたたかく見守って

支えてくれていたオカンとの東京での

同居生活とオカンの病気と死。


わかっているんだけど、わかっているんだけど

どうしても涙が止められなかった。

号泣。この本読んで泣かなかった人見てみたい。

翌日会社で「寝不足?」と聞かれたくらいまぶたが

はれてしまった。


「5月にある人が言った」という文が時々はさまれて

いて、その言葉が心にしみる。ちょうど本にはさんだ

しおりのような役割をしている。


後日。この本を読んだ母と電話で話をした。

お互いいい本だったねと感想を述べ合っていたとき、

受話器のこちらでは私は声も出さずに涙を流していた。

思い出しただけでも感極まって涙ぐんでしまうのだ。


ところが、母は・・・母は・・・泣かなかったらしい。

この本に共感し、読んでよかったといってはいたが、

号泣はしなかったらしい。

・・・泣かなかった人、こんな身近にいたぜい!


リリー・フランキー
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

私は片づけが苦手である。

いや、「捨てる」のが苦手である。


もったいない。

まだ使える。


そう思ってためこんだものが

どんどん多くなっていく。

狭い部屋を占領していく。


特に、情報。資料。思い出の品の類。

いつかのためにとっておいたものが

使われることはほとんどないというのに!


思いっきり捨てたらどんなに

すっきりするだろうか。


大掃除をする前に、一気に読み終えた本。


辰巳 渚
もう一度「捨てる!」技術―「メンテナンス!」の方法