たかみな(高橋みなみ)を応援するため、
選挙が終わるまで「愛の存在」をヘビロテで聴いていました

そしてプレイモードが「1曲リピート」になっていた愛機ウォークマンを、
選挙終了後「シャッフル」モードに切り替えたのです♪
さぁ~、次に掛かる曲は何かなぁ~と期待すると、
いきなりへヴィーでブルージーなギターのイントロが

なんとビートルズの「アビイ・ロード」に収録されている「アイ・ウォント・ユー」が。。。

「

僕らは何を信じる? これからの道の向こうに

涙は何を教える? 変わらない愛の存在

僕らの愛とは


たまらないほど 君がほしいんだ

今にも気が狂いそうだ・・・

と、まぁ~なんともストレートな愛を表現する歌が、PLAYされてしまったんでしょう

しかし、ジョンの歌声は強烈で、
ジョンとヨーコの愛の世界に引きずり込まれてしまったぁー

そして久しぶりにアビイ・ロードの全曲を、最初から最後までじっくり聴いてしまいました

やはりこのアルバムは名盤です

ポールの「昔のような」アルバムを作ろうよ!というコンセプトのもと、
1969年の夏、このアルバムの制作が始まりました。
しかしこのアルバムは、ジョンとポールの音楽に対する見解の相違が、
顕著に表れたアルバムとも言われています。
ジョンは、このビートルズ最後のアルバムを、ロックン・ロールの集大成とみなしていたのに、
ポールはロック・シンフォニーという概念を好んで制作を進行させました。
評論家たちは、この二つのスタイルを見事に調和させたアルバムと評価しましたが、
ジョン曰く、
「A面は気に入っているが、もう一面のポップ・オペラみたいなのは大嫌いだ。
いくつかの曲をいっしょくたに投げ込んだクズカゴだと思うよ」
それに対しポールは、
「気まずくなった場面も多少はあったけど、
僕は次々に湧いてくる音楽のアイデアに夢中だった。
ことにB面のメドレーでは、ほんとうに乗りに乗ってたんだ」
この当時、二人の感情のすれ違いは、かなり深刻だったみたいですね

そして最大の危機が訪れたのは、まだこの時点では3人のメンバーに
受け入れられてなかったヨーコが、交通事故の怪我が治っていないからと、
スタジオにベッドを持ち込んだ時だったそうです

まぁ~、ヨーコも大胆な事をやってくれましたね~

アルバム完成記者会見の場でも、ジョンとポールは対立し、
打ち上げパーティーも中止になってしまいました

そんな紆余曲折を経て完成されたアルバムですが、個人的には大好きなアルバムで、
B面メドレーを最初に聴いた時の衝撃を未だに覚えています

また、A面ラストの「アイ・ウォント・ユー」の繰り返されるへヴィーなコーダ。。。
そしていきなりカットアウトで曲が終わり、重たい空気に包まれたままレコードを裏返し、
B面に針を落とした瞬間に、爽やかな「ヒア・カムズ・ザ・サン」の音色が踊る

このレコードを裏返す作業と、その間が好きでしたね

CDですとカットアウトの後、一拍おいて直ぐに次曲のイントロが流れてくるので、
この何とも言えぬ感覚を味わう事は出来ません

最初に買ったアビイ・ロードは当然の如くレコードで、東芝EMI AP-8815 です

ただし発売当初の赤盤ではなく黒盤で、価格も2,200円ですので、
発売からかなり経って購入したと思います

このレコードの裏表紙に書かれている題名に、HER MAJESTYのクレジットがない

ただし、レコード盤本体のレーベルには、ちゃんと書かれているんですよね

どうしちゃったのでしょうね。。。
レコードでは、あと「RETURN TO ABBEY ROAD」を持っています
いわゆるブート盤ですが、悲しいかな、正直このレコードの内容は殆ど覚えていないのです
しかもクレジットを見ると、曲目も端折られている
公式盤のジャケットでは、横断歩道を左から右に向かって歩いてますが、
このブートレグでは、右から左へと逆に歩いています
この横断歩道の左側にアビイロードスタジオがあったので、
4人がスタジオに戻ってる!ってことから、
「RETURN TO ABBEY ROAD」というタイトルが付いたという説もあります
現在は、アウトテイク集が公式に発売されていますけれど(それもかなり多くの・・・)、
このレコードを購入した当時(多分1980年代だと思います)は、
このようなテイク違いや未完成の音源を聴くには、ブート盤を聴くしかありませんでした
当時は、何か貴重なブート盤がないかと西新宿の中古レコード屋によく通いました
棚に入ったレコード盤を次から次へとめくり続け、数時間その動作を繰り返していたので、
店を出る時には、いつも手のひらが真っ黒でした
このブート盤の中身が非常に気になってきたので、
レコードプレーヤーを引っ張り出して、聴いて見ようかな
その前に、プレーヤーが正常に動くかどうか。。。
《 アビイ・ロード (2) CD編に続く 》