さて今日の本題です。
Yahooを眺めていたら気になる話題が。
日本小児医師会のサイト
の下側にあるポスター「スマホの時間 私は何を失うか」
睡眠時間
学力
脳機能
体力
視力
コミュニケーション能力
の各項目で失われる具体的な内容が記載されています。
小さい頃にスマホもパソコンも無かった世代のオジサンから見たら、今の世代の子供たちが小さい頃からスマホやパソコンを使い放題なのがうらやましくてならないのですが、このポスターからすると、触れすぎるのもマズイようです。
自分の経験からするとホントにスマホを使うのはマズイのかな? 疑問に感じてしまうのですが、こういう気持ちになるのは少数派なのでしょうか?
スマホやパソコンを通して、インターネットという世界にある様々な情報に接したり、コミュニケーションを取ったり、時には発信したりと、双方向でやり取りすることはとても重要な事だと思います。
何よりも家族構成・環境・住んでいる場所などに囚われずに広い視点で物を見たり考えたりする事が出来るのは、これからの時代を生き抜かなければならない子供たちにとってとても良い刺激と経験になるのでは。
スマホやパソコンの画面の向こうには誰かがいて、色々な考えがあって、それぞれの思惑で情報を発信している。騙し騙されが当たり前で玉石混交、魑魅魍魎が跋扈するドロドロした世界ではあります。
反面、同じよう環境の人がいると知ったり、信頼できる・安心できる場所があったり、駆け込み寺もあったりもします。
これらはまさにリアルな世界そのもので、遅かれ早かれ誰もが実社会で通り過ぎなければならない道でもあります。
パソコンとインターネットという世界があったことで、落ち込みや絶望から這い上がることが出来て救われた思いがする自分にとっては、スマホに触れることによるデメリットだけが独り歩きしてしまうのは、とても悲しいことに感じます。
敵を知り己を知れば百戦危うからず、と言いますが、知れば知るほどメリットも感じるでしょうし、うまい使い方のアイディアも浮かんでくるものです。
子供をスマホから隔離して純粋培養するのも一つの方法ですが、もはやスマホ無しでは社会人として働いていくのが難しいほど普及してしまいました。それなのに見なかったこと・無かったことにするのはあまり効果的ではありません。
子供が将来、困らないように親が率先して「スマホはこうやって使うもの」と教えていくのも一つの方法だと思うのです。
スマホによって「失う」もの・ことに目を向けるだけでなく、「得る」もの・ことについても光を当てて、その上で、子供にとって好ましいスマホとの接し方をそれぞれの家族が考えて欲しいなと思います。