さて今日の本題です。
Windows10の正式リリースまであと10日あまりとなりました。Windows7/8ユーザーだったら無料でアップデート出来るとあって、既に手持ちのWindowsパソコンはアップデートの予約を済ませています。
でも、自分のような仕事をしていると、全部のOSをWindows10にしちゃったら7/8の操作を説明する時に困っちゃうな、なんて贅沢な悩みがあったりもします(笑)。
このようにWindows7/8パソコンを利用するユーザーにとってはうれしいWindows10へのアップデート。一方の販売する側にとっては悩ましいと言うか切実な状態になっているようです。そんなことが推測される記事がこちら。
Windows 10登場でパソコンが投げ売り?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/todasatoru/20150717-00047619/
考えて見ればもっともな話です。
というのも、Windows7/8がインストールされているパソコンであれば無料で最新バージョンが利用できるとなったら、それこそ中古のWindows7/8パソコンで十分となってしまいます。
パソコンに関する知識が少々あればと言う前提でWindows7/8の中古パソコン購入を考えると・・・
中古パソコンのスペックとしてはCPU=インテル 2コア以上、メモリ=増設後で4GB以上、ハードディスク=(どうせSSD等に換装するので)あれば良い、であれば壊れない限りはずっと使い続けられるでしょう。
中古パソコンの選定にあたって重要な点は、パソコンのハードウェアよりも販売しているメーカーの(ドライバーなどの)ソフトウェアです。
従来から新OSに対するドライバーのサポートがしっかりしているメーカーのパソコンであれば、Windows10についてもきちんと対応するでしょう。サポートが充実しているかどうかは、各メーカーのサポートページを見ればわかります。
例えば2年前に販売されたパソコンを持っているとしましょう。メーカーのサポートページにあるドライバーアップデートの数を見れば、そのメーカーのサポートに対する姿勢がはっきり現れます。
※これは個人的な推測ですが、恐らく国産パソコンメーカーは販売済みWindows7/8パソコンのWindows10対応ドライバーはあまり充実させないのではないかと推測しています。というのも上記の記事にあるように新しいパソコンが売れなくなってしまうから。
いずれにしても、既にパソコンの性能は頭打ちなのは間違いありません。従ってこれからは新品パソコンを買う理由が無くなってしまうのです。強いて理由付けをするとしたら保証だけの問題になるでしょう。
まあでも保証があっても「修理期間中はそのパソコンが使えない」「データが初期化されてしまう」となったら、パソコンを修理するよりも買い替えた方が早いからあまり意味が無いかもしれませんね。
話をまとめると、これからのパソコン選びは、新品/中古の価格差を考慮するとWindows10対応ドライバーが充実しているメーカーの中古パソコンで十分ということです。データのバックアップをしっかりしておけば何も怖いことはありません。
モッタイナイの精神から外れてしまうかもしれないけど、今はパソコンが壊れたら部品を取り替える/修理するよりも、中古を買い替える方が費用対効果が高いのですから・・・
余談になりますけど、その昔、パソコンはやたらややこしくて特別な意味を持っていたように思いますが、今や完全に家電化してしまってカリスマ性?が薄れてしまいました。時代の流れといえばそれまですけど、あの昔の面倒臭さが懐かしく思ったりもします(笑)。
余談ついでにもう一つ。Windows10テクニカルプレビュー版のアップデートが今までと違って製品版っぽくなっています。正式リリースの時はどんな感じになるのでしょうか?