さて今日の本題です。
仕事柄、日常的に様々な性能を持つパソコンに触れる機会があります。個人的には高性能なパソコンに惹かれるんですけど、パーソナルコンピューターは文字通りその人の使い道に合ったパソコンを選ぶのが最も費用対効果が高いのは言うまでもありません、
現在のようにスマホを使う人が増えている、と言うよりもスマホしか使わない人が増えている中でのパソコンのあり方を考えると、今回紹介するこのパソコンのような形態は使い方次第では面白い発展に繋がりそうな気がします。
その面白そうなパソコンは、こちら
インテル® Compute Stick(CSTK-32W)
http://www.iodata.jp/ssp/pc/stickpc/
ぱっと見、ちょっと大きめのUSBメモリ位ですけど、この中にWindows8が入っていてフツーのパソコンと同じように使えるのです。
今まで同様の製品は出ていましたけど、CPUを作っているインテルから発売されるところに新鮮味を感じます。自作をしていた頃、インテルのマザーボードが売られていたことを思い出して懐かしく感じています(笑)。
このパソコン、HDMI端子付きのデジタルテレビに挿して電源アダプターをコンセントに差すだけで使える(実際には操作デバイス:無線キーボードやマウスが必要)お手軽さが最大の特徴ですね。
以下、このスティックパソコンに触っていないので想像ですが・・・
利用したいWindowsソフトによって使い勝手は変わってくるだろうけど、例えばインターネット環境があればOfficeウェブアプリを始めとするクラウドサービスを利用できるから、多少のもたつきはあるかもしれないが思ったよりも快適に使えそうな予感がします。
あと、このコンパクトさだったら日常的に持ち歩くことも可能です。出先にデジタルテレビやHDMI端子付きのプロジェクターがあれば、その場でプレゼンが行えます。ただ、実際には操作デバイスも持ち歩く必要があるからコンパクトさを追求するならもう一工夫必要ですね。
このスティックパソコンの使い勝手をさらに良くするには、以下の様な進化があればいいなと思います。
・HDMI端子付きのパソコンのディスプレーで表示できる
・HDMI端子から給電できる
・Bluetoothの機器が使える
・スマホやタブレットからキー入力が行える
・無線LAN機能内臓
スティックパソコン本体だけを持ち歩けば良い、となれば使い勝手は劇的に向上して人にも薦めやすくなります。
まあ、技術的には大きな問題はないと思うので、上に書いたようなことが実現するのは時間の問題でしょう。
熟成していくにつれ、ごく一般的な使い方をする人にとっては必要にして十分な性能を持つようになり、将来は個人ユーザーはこのスティックパソコンが主流になってもおかしくないです。いや、なるでしょうね。
パソコンにのめり込むきっかけになった東芝Dynabook SX386 を購入した時、アラン・ケイが提唱した「ダイナブック構想」にすごく共感しました。当時はブックでしたが今やスティックになっているのが時代の進化を感じます。