今日は全体のレイアウトなど。比較対象として手持ちのThinkPad X220を用意しました。このX220、なりは小さいがWin7&CoreI7&8GBメモリ&120GBSSDと高性能で、SSDを大容量に完走すればWindows10位になっても十分戦えそうです。
まずは全体像から。下がX220、上がHelixです。大きさはHelixの方が一回り小さくて薄いです。比べてみると解りますが、Helixのボディ色はマットブラックではなくてダークガンメタリック?っぽい色合いで高級感があります。無骨なX/Tシリーズの色に慣れているのでちょっと違和感を感じることも。
あと、よく見るとLenovo、ThinkPadのロゴの向きが逆になっています。このあたりもアレ、っと思わせる部分ですね。Helixはタブレットスタイルで使うのを想定しているのかな?
上から満た図。右がX220、左がHelixです。こちらから見ている限りではあまり違いを感じませんが、
裏から見るとHelixはえらくフラットな作りになっていて洗練されています。X220は無骨ですね。ドッキングステーション用のソケットがあってドッキングステーションを装着すれば自宅/Officeではデスクトップ機として大画面ディスプレーを見ながら快適に仕事、外出時はワンタッチで取り外して持ち歩く、といった使い方ができます。
筐体側面の端子類も時代の変化が感じられます。下のX220はゴテゴテと端子やスロットが付いていますが、上のHelixは最低限の端子しかありません。
あと、厚みの違いもびっくりする位あります。ただこの厚みがあるから自分で簡単にキーボード、メモリ、SSDを換装する事ができるも事実。拡張性豊かなドッキングステーションが使えるのもありがたいです。
↑の写真を見るとわかるように、Helixは上部に比べて下部のキーボードが極端に薄くなっていて、オマケみたいな感じです(笑)。タブレットスタイルでの使用がメインで、必要に応じて外付けキーボードをドッキングして使うのを想定しているのでしょう。
ただ、これは古いThinkPadに慣れている人間にとっては使いにくさを感じる原因にもなっています。というのも、
下側が薄くて軽い為、一本指で持ち上げようとするとこの位しか開きません。つまり、机の上に置いた時に片手で開こうと思っても開けないのです。電話中など片手がふさがっている時に画面を開けないのはちょっと悲しい。
これがX220になるとこの位まで開きます。ここまで開くと片手でもこじ開けることが出来ます。
もっと古いX61になるとそのまま指だけで開くことが可能です。※この写真は開けている途中で撮影。最もヒンジがヘタっているだけかも(笑)。ただX61は右側にあるラッチを解除する必要があるので片手全体を使わないと開かないです。
あと、Helixらしい特徴はこのスタイル。通常のパソコンの液晶画面がそっくり180度回転したスタイルで固定できます。タッチパネルで操作する時はこの方が楽ですね。このままぱったり倒せばちょいと厚いタブレットとして操作できます。
クルッとひっくり返してガチャンと押し込んだらいつもの見慣れたパソコンスタイルになります。最初はギミック的な印象を持ちましたが、実際に使ってみると結構剛性感もあって好感が持てます。
その反対に非常に残念に思うのがタッチパッド。普段使っているMacBookProRetina15のトラックパッドがあまりにも快適すぎて、ついつい他のパソコンにも同等の使い勝手を求めてしまうのです。
HelixのタッチパッドはMacのトラックパッドに負けず劣らずの大きさで、指で触ってみた感触もなかなか良くて期待度Maxになるものの、実際に動かしてみると滑らかに雨後しても引っかかりが感じられてタップした時の反応もイマイチ。
素人考えではドライバーで解消できる問題のように思えるのですが、未だにWindowsパソコンで満足の行くタッチパッドニメグレイ会えていません。Macが持っているパテントと絡みもあるんでしょうかね?
今回、Helixを操作していて一番残念に思うのがこの部分です。無い物ねだりとわかっていても、Macの指使いに慣れてしまっただけに、いつまでも違和感がつきまといます。
と、まあHelixについてはこんなところでしょうか。必要にして十分、いや十分以上なパワーを持つHelixは、サイズの割に重く感じるものの良く出来た今の時代に合ったのパソコンじゃなかったウルトラブックです。WindowsOSのタブレットとパソコンのどちらにしようか迷っている人がいるなら、このHelixをお勧めします。
まだ返却までに日数があるのでもう少し触ってみて出来るだけ追加レポートしたいと思います。