パソコンの歴史の中で2014年4月9日は永遠に刻まれる日になるのは間違いないでしょう。
WindowsXPが発売されたのは2001年10月。IT関連の仕事に就いたばかりの自分は、お客様先でソフトのインストールをしたり、ソフトの使い方を案内するのが日常業務でありました。
当時はWindows98やMeといった16ビットOSが主流で、一つのソフトが固まると一蓮托生で作成中の全てのデータが消失するのが当たり前な状態。会社に1台しかないパソコンにソフトをインストールする作業中に何が起きてもおかしくない緊張感溢れる日々を過ごしました。
その頃から思うと今のパソコンはすごく安定していて絶望感を味わうこともほぼ無くなりましたね。
Windows98はUSBが認識せずに途方に暮れた事が印象に残っています。WindowsMeは何もしなくてもフリーズする事の他にソフトをインストールして再起動・・・が出来なくてOS再インストールとか、今から考えたら信じられないほど不安定なOSだったのです。
32ビットOSのWindows2000は安定していて良かったんですけど、なんせ使っている人が少なかった。WindowsNTを使っている会社にあたったのは1件だけでした。
自作パソコン+Windows2000をずっと使っていた自分にとって安定の32ビットOSであるWindows2000の後継が出て、16ビットOSが終息してホッとしたのを覚えています。
そんな様々な事が蘇り、つらつら書いているうちに0時を回って4月10日となり、WindowsXPの時代は静かに幕を閉じました。
さよなら、そして、ありがとう WindowsXP