別に寒冷地だろうと暑いのは暑い | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

天気が荒れると気分がよくない。長い間太陽を見ないとどこかしら不安になる。暴力的に暑くてもとにかく不安になる。

そろそろ寒冷地でもご家庭にエアコンを、と毎年言っているが今年も言う。

いくら寒冷地でも夏が暑ければ暑いのはどこでも変わりはない。

ないけれど地元で障害者の収入で間に合うレベル、相応の家賃で落ち着くアパートの居場所を探したらまずエアコンがなくなる。

東京とかどんな家賃でも部屋にエアコンがあるじゃないですか。

地球温暖化の一環で、たまにだけれど猛暑日にもなる寒冷地でもエアコンをつけない訳にもいかない。

つけないと倒れそうになるからである。睡眠時間なんて、夏は毎年エアコンがなければ二、三時間程度になる。

暑くて眠れないから。窓を全開にしようが扇風機をガンガン回そうが首元やあちこちに保冷剤を設置しようが気温が下がらないから一向に眠れない。

睡眠導入剤をいくら強くしようが眠れないものは眠れない。

そして薬を強くした分の反動は確実に次の日の朝にやってくる。

眠れないし、眠れないから薬は多めにするけれどやっぱり眠れないし、朝はグダグダだし、

エアコンのない家に住んでいたころは夏だけビジネスホテルに逃亡できないかなどと割と真剣に考えていたものである。

エアコンがあるのは自分の車の中だけだから、プライバシーもくそもない状況で、身バレ覚悟で涼まなければならない状況を正常と言えるのか。

そしてそれをアパートの管理会社に訴えても即却下されたものである。いや本当に辛いんですけど。

収入がないからエアコンがあるのにつけないと言う人の話を聞くたびに遺憾に思ったものである。そのエアコンくれ、と。

いくら収入がなくても、エアコンがないと暑さで健康が脅かされている人間には、

暑いときに金のことなどいちいち気にしないでエアコンを全力で回していないと落ち着かない。

暑くなるたびに実際に死にそうな気分と体調になる人間の気持ちなど分かってもらえないだろう。

身体も精神も健康的にしたいが、それはエアコンがないとできない。

エアコンは人権である。

誠に遺憾である。