話はしたいけど話題が噛み合わない | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

別に一人にはなりたいが、気になったことを誰かに話したいときもある。

しかし話題が噛み合わない。

趣味や特技が特殊すぎて普通の作業所で話が噛み合わない。

とりあえずロックバンド系の話なら通じるが周りはポップスの話しばかりする。一通り楽器も弾くがそれが役に立った試しはない。

人がいればたまたま偶然に会話がとんとん拍子に進んでバンド結成!とかもありうるし、実際あったがそういうのは都市部限定である。

田舎の人数でいったい何ができるか。


しかもそれでまだいい方と来たもんだ。

普段研究?している仏教とか話をしたくてもセンシティブな場所では宗教は話題に持ち出すことも厳禁だし、哲学なんて誰も触れもしないし、

今はやりの生成AIについても誰もそういう技術も興味関心も持っていないから会話の広げようがない。

本来の趣味なんてマニアックなものだから、ことごとく人と話すのに不向き、と言えばそれまでだが、

全く話が通じる気配がないと虚無感ばかりが募る。別に友人がいないことをそんなに気に病んだりはしないが、

誰も話題についていけないような場所にいることは果たして正常なのかと思うのである。

噛みあいそうなゲームまで好みが何もかすらないとか、そういう意味で田舎って悲惨ですね、と、

いつも通り土を耕して、植物と向き合い勝手に人の代わりをしてもらって一日が過ぎる。

田舎と言えば田舎らしいが、人との接点がないからこうなっている、という我が侭、

妥協するにもどこに妥協点があるのか、みたいな趣味のラインナップをしていると、着地点すら見当たらないから困る。

誠に遺憾である。