パソコンやゲーム機でやるところのゲームというのは、オンラインに繋がっていないのが当然の時代に育っていたので、
逆にいまだにオンラインになる、させられることに違和感を覚える。
私にとってゲームというのは頬杖をつきながら一人で画面とにらめっこしてああだこうだと眺めながらゆっくりやるものである。
人と協力して手っとり早くやるようなものではないし、そうなると常に急かされているようで、とても安心できない。
協力とか聞こえはいいものの、常に現実の人と協力してとかチームプレイが求められたりだの、
一人でできるゲームの利点をどれもこれもぶん投げたようなプレイスタイルをすると、
とにかく疲れる。人から離れたくてゲームをしているのに、ゲームの中でも人と何かをしなければならないとしたら、何故ゲームをやるのか。
自分の街づくりをやるゲームでなんか面白そうなものに限って、オンラインプレイだのサーバー接続だのが義務化されてドン引きする。
今やインターネットのせいでゲームにも現実が繋がれ、私がゲームに求めるような箱庭感とか、自分の世界とかいうものが、
とにかく失われて帰ってこないような気がしてならない。それは私にとっては喪失である。
それなら古くさくてもファミコンでもやっていた方が遥かに落ち着く。
特にスマホのゲームでは電話を使っているせいか、更に人間のリアルが見えてくるような気がして、
もう協力プレイとかどうでもいいや、という投げやりな気分になっている。
協力プレイのあるゲームをやってたころはゲームの中でも特に高い立場にないのに、無性に胃が痛くて仕方がない時間が結構あった。
何のためにゲームをするのか。ストレスフリーなものを求めてゲームをするなら人間関係なんて真っ先に排除されるべきものではないか。
誠に遺憾である。