恋愛部外者の完全なる戯言 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

毎回恋愛の話になると恋愛経験ゼロの自分に言える言葉と資格がなくなる。部外者というか外の世界の人間というか。

太宰治の『人間失格』の主人公でも人生グダグダになりながら恋愛はやっているのに、

その恋愛もしてないようでは人間失格未満、さて私を何と呼べばいいのだろうか。

当然ながらそうなるには人の感情がさっぱりわからん、という自閉症スペクトラムが影を落とす訳で、

人の気持ちがわからないから人の気を引く行動も訳のわからない、奇怪な行動に見えるわけで、

自分の一瞬だけあった人を好きになる時期を思い出せば、時々一線を踏み越えてストーカーまがいになりかねないものであった。

さすがに自己嫌悪に陥り、恋愛って何なのと思ってから恋愛的な好意を抱いたことはなかった、それからは今に至るまでない。

これからあるかもしれないが現状を考えるとその可能性は著しく低いだろうと思う。

向こうから来るなら考えるかもしれない。しかし自発的に恋愛的な行動を起こす気も起きない。

何が人の逆鱗に触れるか分かったものではないからである。そもそもが人間を恐れているような人間に何が出来るか。

人の機嫌をとるなんて、人の気持ちがどうなるかわからないで過ごしている人間には過酷なことこの上ないですから。

これで何か天才的な才能やお金があればまだ自分のことを棚に上げてどうにかしたかもしれないが、実際そんなものはない。

人間として不器用だから何も稼げない。

一体愛って何なんでしょうか。よくわからないものを人に押しつけないでほしい。

誠に遺憾である。