ちょっと前の法律の改正で障害者の通う作業所にも利益が求められ、特に利益や実益や就職成績のない作業所に金が出ないようになって、
夏あたりから露骨にA型作業所の数が減りがちになりてわろし。
Xでいろいろな作業所の活動を眺めていても、突然活動内容の記事が消えたり、アカウントの紹介の中に閉鎖予告が入ったり、
最悪突然死したみたいにアカウント自体が消滅していたりすることが多い。
アクセスできないと思っていたら作業所が消滅して物理的に存在してないとか、
新聞を見たら一つの都道府県で700人位の障害者が作業所から解雇されたとか不穏な話ばかり続く。
かといって障害者雇用なんて一向に進まないし、自分は農園に一年いたいがそれも名目上の雇用だと言われて詰問されたり、
異質なものを徹底的に弾いたあげく最終的に普通の人の一番下の足場から崩されるような世の中になって、
人数不足と値上げの山で倒産するようなことにもなっているのに基本障害者には声はかからない。
だからと言って作業所にいたら締め出しを食らうような法改正(それは改正というのか)をされて居場所を失うとか、
本当に障害者にはますます肩身の狭い世界になりつつあるようにしか感じられない。
A型作業所を急に解雇されても他のA型作業所、といってもA型作業所自体が減っているのだから、
A型に行けるレベルがあっても、もう就労移行支援かやむを得ずB型作業所に移るしかない。
田舎なんて最初からA型作業所自体がない。選択肢がないからB型に行くより他はない。
普通に働く能力や自信が欠落しているから補助を得られる作業所に行くのにそこも安泰ではない。
当然まず普通の仕事に就けないような人も当たり前のように混在しているわけで、
枠がなくなったからじゃあ上にいくか、とはとても言えない。自分も含めて。
B型作業所などはそもそも平日毎日通うことも当然ではないので、デイケアや病院から許可を得て作業所にやってきたばかりの方々は、
最初は週1とか週2、当日突然の休み、などもごくごく普通に有り得る世界なのである。
そこに利益主義なんて差し挟まれても、単に居場所がなくなるだけである。
やっとの思いでB型作業所にこれた人々を利益が上がらんと追い出してまで何がしたいのかと思うわけである。
利益という義務に追われるということは気楽さを失うことである。障害や持病で余裕がないのにさらに余裕を失うようなことになれば、
セーフティネットなんてどこにあるだろう、何処にもない、おちおち障害なんて背負ってられない、病気や怪我で誰しもそこに行くかもしれないのに。
工賃すらなければ家庭のなかに押し込むしかなく、負担や精神的なストレスを全部家の中に押し込んで全部背負わせるつもりなのか。
そんなことになるなら世帯分離して生活保護、でもしなければいずれ家庭が精神的に耐えきれなくなってしまうだろう。
障害者でも家を空けられる時間がないと人の負担は一方的な異物にしかなり得ない。
たとえ最低賃金を満たさない工賃でもあるとないとでは大きく違う。それが生きがいになればこれからの希望にもなる。
作業所が物理的に減るということは、人を外に出さないようにして人間失格の烙印をさらに押して家に押し付けるだけの行為を繰り返すだけである。
A型作業所で最低賃金がキツければB型作業所でももう少し工賃をもらえればモチベーションになるのに、社会は全てをコストカットしたがる。
今や何でも値上がりして、貧しい人々は米なんて食べないで、うどんかパスタでも食ってろというような世相である。
値上げが甚だしいのに障害者にきちんとお金が支給されて生きがいになる場所は段々と減っていく。
障害者はもう生活保護でも受けて生きなければならないのか。それともそれも門前払いを食らうのか。
何もかもを打ち切って、宅間や青葉や植松や加藤や山上みたいな邪悪を徒に増やそうとでも言うのであろうか。
弱者が弱者であるが故に今まである保護を打ち切るようにすれば、たがが外れ、
飯塚元(?)受刑者のような上級国民と揶揄されるような存在に、天誅とか言い出してバチでも当たりかねない。
闇バイトのもっと悪質なのがもっと増えたり、普通の市民にも害が及ぶだろう。
別にそれは障害者ではなく、今現在普通(?)の立場の人がするから猶更悪質である。
そこに今まで保護された障害者の保護が失われたのが混じったら最早阿鼻叫喚の地獄絵図である。
誠に遺憾である。