前にも書いたが好きなクラシックというのは大体そんなに大規模にならない程度の規模の音楽である。
クラシック音楽で一番苦手なのがオペラ、という声楽を勉強した人間にあるまじき結論に至っているが、
プッチーニとかヴェルディとかワーグナーとかいまだに好きになれない。
あとは大規模にやらかすマーラーとかあの辺の長々しいものとか。一楽章だけで十分を超えたあたりから疲れてくる。
聴いてもブルックナーである。そこから大きくなるともう聴くに堪えない。
内向的な奴は好みも内向的な小作品に偏りがちになると個人的に思っております。
最近プーランクを良く聴くようになり、本当に疲れたときに嫌がらせに十二音音楽を他人に叩きつけるような生活をしておりますが、
サティやモンポウなど印象派に近いあたりの音楽とバロック音楽があればいいと思っている。
ロマン派は後期はそんなに要らない。前期だけで事足りると思っている。でもベルリオーズは要らない。
シューマンとかショパンとか位が私のロマンの限度だと思う。
まあどの作曲家でもオペラは避けて通りますが!
最近買ったクラシックのCDがD.スカルラッティのチェンバロソナタ集、という時点でお察し下さい。
声楽で一番やりたいのはガチガチの教会音楽という謎な人間ですので。
旋律、フレーズを歌うよりもハモっていた方が個人的には生を実感できます。
誠に遺憾である。