人に見られたくないと言いながら畑仕事をする | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

自分がどうしようもない人間だと分かっているから、プライベートではなるべく人と関わらない、視界にも入らないよう心掛けている。

そんな人間が畑作業に積極的に取り組んでも、やっぱり人と目を合わせる気はない。全員白眼視して帰らせたい。

なお「人」と銘打っているのでどれだけ人間関係が近かろうが差別はしない。親だろうと等しく誰にも見られたくない。

特に自分が何かに打ち込んでいる時には。

バンドをしているので楽器も弾かねばならないが、音を響かせておいて親に見られるもへったくれもないが、戸だけは丁寧に閉じておく。

本当は見られたくもなければ聞かれたくもないし、私生活に踏み込む人は即退去願いたい。

私は秘密の空間、ここだけは絶対に誰にも公開したくない、所謂安全地帯という場所がないと生きていけない人間である。

開けてもいいところはここで書いているが、それ以外の書かないことは本当にガードしているか、本当にどうでもいいから書かないのどちらかである。

そんな奴が野外に出て畑作業をしているのである。

当然近所の人が通れば見られるし、道路から見えないというわけでもない。

本来なら畑にもひきこもれるようにしておきたいが、そんなことをすればとても植物は育たない。

室内で水耕栽培、とか設備を整えるだけでも自分の財布に大穴が開く。趣味とはいえ身を滅ぼすまでに突き詰めたくはない。

余暇とはあくまで心の、お金の余裕のある範囲内で取り組むべきである。

なので自然に任せるしかないから、普通の人が家庭菜園に取り組むように私も取り組んでいる。

いろんな種を植えたり、育てたり、収穫したり、人に見られるようなことに取り組んでおいて、見られたくないとはなんたる矛盾か。

誠に遺憾である。