人にメール送るとき胃痛がしませんか | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

メールとかなるべく見たくない。返したくもない。とてつもなく胃が痛くなるからである。

私の理想というのは人間関係をなるべく断捨離して人と可能な限り連絡を取り合わないで一人である事を満喫することである。

そんな奴が人と連絡を毎日取り合って過ごすと精神的な負担がどんどん増えていき、途中でキレて全部ぶん投げたくなる衝動に駆られる。

別にキレてはいませんが、自然消滅する人間関係をそのままにしておいたら、本当にまっさらになったので、予想外にすっきりとしている。

年賀状とかついに業者以外来なくなったので虚礼廃止は実にうまく進んでいる。

XとかインスタとかLINE、その他諸々のSNSとか(ここもそうですけど)よく人と連絡をしなければならない、という人の心境が理解できない。

最終的に題名にも書いたように、手紙を書く、人に連絡をする、ということにまで忌避感というか回避的行動をとったりするようになる。

加えて文章にミスはないか執拗にチェックしたり、宛先を強迫的に確認したり、というのを本当に安心して送信するまで本当にしつこくやる。

当然ながら普通の人はそうはならないし、こうなった一因にはまず発達障害というのも確実に関わってくる。

社会性の障害、なんて格好良く書いているが、要は人とコミュニケーションをすると事故る確率が格段に上がる、ということである。

人と会話することもそうであるが、顔を合わせないSNSとかコミュ障がその日のノリで扱うなんてもっての外だと私は思っている。

障害であると認識していなかったころからろくに人と連絡もしなかったり、何なら携帯とか持ちたくないとか最後まで抵抗していたので、

そんな奴に実際連絡ツールを持たせたところで積極的に使うかといえばそんなことにはならない。

今は携帯からスマホになっているがやっていることはゲームがほとんどであり、本来の目的である通信手段、連絡をとる手段としては機能していない。

運良く(?)ネットに繋がっているからなんかやけに触っているように見えるだけで、人とコミュニケーションはしてない。

昔何かの業務連絡ですら胃痛を覚えながら送信していたのに、何時誰からくるかなんてわからないメールやLINEに対応できるわけがない。

LINEをまだ使っていた頃は「お前せめて既読にしろ」とはよく言われました。今はLINEを使う相手もいません。

何というか言葉にしにくい孤立したいという願望は常に頭をよぎるわけである。

世界の何者とも繋がっていないから、消滅したいとか希死念慮があるわけではない。

むしろ人間関係を執拗に持ちかけられたり、怒濤のように連絡やLINEが入ってきたら、精神的な重圧で軽く死にたくはなります。

距離感が近い人間は私にとって天敵扱いである。不倶戴天の敵であると見做してもいいだろう。特に私生活に突っ込んで来る奴は追い出したい。

私が生きられるのは人と連絡をしていないから、と言っても過言ではない。そんな奴に連絡を取らせたら死にかねない。

連絡を取ったら返信を待たなければならないし、そこから先に何が繋がっているのか不気味なものに見えてくる。

私の恐怖とは連絡が繋がることによって人に何かをしなければならないという普段動かさない心理を駆使して、

全く他の物が手につかなくなってしまうような状態に陥ってしまうことである。

または連絡に不備があったのではないかとか、どんな返事が飛んでくるか予測できないから、それだけでもう疲労感が凄まじいことである。

まだ面と向かって直接話したほうが、下手であっても周りの状況を確かめておける。いくら空気が読めなくても、目の前に顔があるとないとは違う。

顔が何も見えないままに文章だけで殴りあうような感覚に陥ったとき、本当に途方に暮れたり、虚無感や無力感に至ってしまうのである。

それを始めるメールの送信ボタンが一回押せば繋がるだけに、押す直前でためらうのは本当によくあることである。

誰かお金を払うから代わりに連絡してくれ、などと本当に意味不明ねことを言い出しかねない。

誠に遺憾である。