畑仕事と日光湿疹というとことん相性の悪い奴 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

私は暇があれば植物でも眺めているが、あんまり夏に長時間植物を眺めているわけにもいかない。

日光湿疹があっという間に悪化するからである。今からでも特効薬できませんか、と思うくらいに。

とりあえず、としか言い様はないがとりあえず日光に当たると発赤だの発疹だの水ぶくれだのが陽に当たった場所からできてくる。

とてつもなくかゆい。特に水ぶくれを潰しても何の意味もないがかゆいのを我慢するのはなかなか難敵である。

そんなに真っ赤になるまで掻いて、と他の人にいう人はきっとアトピーのかゆさを分かっていないだろう。実体験なんてしてもらいたくはないが。

実際世代でアトピー患者の数に大きな隔たりがあるのではないか。

私は親に掻くんじゃないと言われて、親は実際食い合わせが悪い物に当たった時以外かゆくないので、

話を聞く限りひどい着色剤とか化学的な甘味料とかDDTとか散々浴びたにも関わらずびくともしない。

私に同じ事をすれば何が起きるか私もわからない。わかるのは、とにかく昔の食べ物や薬品を浴びればただでは済みそうもないことだけである。

大体のものは食べるとアレルゲンだし、アレルゲンの有無ではなく強弱で食事を選んでいるので、アレルゲンがない、という世界はない。

そして話は食物だけで終わらない。自然環境もアレルゲンの山があるので、ハウスダスト、ホコリ、ダニノミ、それからカビ、と、

なんでこいつが外で植物を眺めているのだろう、と言われる程度にアレルゲンまみれである。

家の中にいても助からないし、当然外に打って出ても助からない。アレルギー反応は私に生きるなと叫んでいるかのようである。

ついには加齢と新型コロナのワクチンで今まで何ともなかった身体の部位にも日光湿疹が出てくるようになり、

たとえ晴れてようが今度は天気が抹殺しにかかってくるわけなのである。

そんな体たらくだからかゆみ止め、抗ヒスタミン剤を飲み忘れたり、食事前になると薬の効果が切れてしまい、

宴会の場、外食とかが痒くてつらいから何か集まりや行事があるときには、いつ薬を飲む暇が出来るか不明なので食後の薬を食前に飲まざるを得ない。

本当はそのタイミングで飲んではならないのはわかる。しかし周りの人々は自分ほど痒くはなっているように見えない。

外から見える程度にアトピーが酷い人もいない、自分も服とかで隠すので、誰かから特に気を遣われることもない。

全部自力で防衛しなければならない。

私の周囲の世界で、家にも作業所(仕事場)にも外出用の鞄にも本当に痒くてつらい時のための塗り薬を保管してあるのは私くらいである。

何か私が悪いことをしたのか、とは思うが、発達障害が心身に悪いことなのであれば極悪である。

「何か前世で悪いことをしたから全部積み重なるのである、怨念がそこにおんねん」などと言われたら話を打ちきれるだけまだいいかもしれない。

誠に遺憾である。