道具とか何でも共有したくはないですよ | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

私はとりあえず何でも道具を使うときは自分専用でないと気が済まない。

趣味は幅広くやっているが自分の使っている道具を貸し出したりはなるべくしない。なるべくとは言っているが本当は何も貸したくない。

メタル布教のために音源とかギターのエフェクターを貸し出す時は壊さないよう念を押している。

ギターとか人に貸す人間の気が知れない。もし貸し出すならばもう帰ってこなくても構わない安い楽器を提供して投げっぱなしにする。

貸すくらいならもうあげてしまった方がいい。後々気にしたくないからである。

それは家庭でも同じ事で、調理をするのに色々香辛料とか調理器具を自前で取り揃えるが、当然使わせたくないし、他人の器具を使いたくない。

包丁とかチタン製の軽い包丁を腱鞘炎対策で買って以来ずっと使っているが、菜箸とか使われてもいいが包丁だけは使われたくない。

本当は鍋とか皿とかも全部自前で取り揃えるようにしたいがそんなことをすれば棚を圧迫してしまうのでやむなく家の食器を使っている。

家庭菜園も同じ事であり、鍬とか鋤とか家のがあるけどそれは使いたくないからコメリに行って全部自前にしてきた。

三角ホーとレーキと後は草刈り鎌と根抜きなどなど全部「楽しい農業セット」と呼んでいるエコバッグの中に全部しまってあります。

物置においてある家の農具は使いたくありません。使いたくないから。共有という感覚は私から抜け落ちている。

肥料とかも家のがあるけど後で勝手に使ったとか言われるとややこしいので全部自前である。結果的に私はハイポネックス教徒(?)になりました。

土にはマヴァンプを敷き、鉢植えにプロミックを置き夏は液肥も当然ハイポネックスである。きっとこんなのを親に説明しても分かってもらえない。

自分の道具は自分で手入れ、ということが基本にあるので人のものは触りたくないし自分のものは触らせたくない。

人に貸して何かあってからでは遅いと思うからである。自分の道具で怪我をしても自分のせいで済む。人のものを使うのは全く気楽ではない。

人のものを許可を得て使っても本来の数割程度の実力しか発揮できないだろう。間違ってもレンタカーなんて借りられない。

よって旅行は自家用車か公共交通機関のみで、車や自転車を借りるなんてことはしない。

借りることが怖いと身体に染みついてむせるからである。何か借りているものが手元にあると精神が落ち着かなくなる。

だから手元にあるものは全部自分のものでまとめてしまい、趣味や家庭生活でもなるべく同じようにしておきたい。

ましてやシェアハウスなんてしたらもうどれが自分のものかも区別がつけられなかったり、間違って人の物に手をつけかねない。

人が寝室以外の同じ空間を共有するなんて息が詰まりそうである。寝室なんて共有したら死ぬ。

どんな物でも勝手に壊したりしてただで済むなんて思わないし面倒も嫌だから、もう可能な限り一人にしてくれと思う。

壊して弁償、なんて論外だから、一つ屋根の下に住むなんて、もう自分の部屋に閉じこもる以外に問題を回避する手段が見当たらない。

壊したら言い訳なんて出来ないから、というのは『少年の日の思い出』で嫌というほど学習している。

「そうか、つまりきみはそういうやつなんだな」と言われないようにするには、私には物を借りないことで対処するしかない。

どんだけケチくさい、頑固だと言われようと貸せないものは貸せない。

貸して何かあったら即「そうか、つまりきみはそういうやつなんだな」と言いかねないから。

自分の方がむしろ危ないのであるが、物を壊したり無くしたりする人間というのは、誠に遺憾である。