植物と会話はしないが人間とも会話はしない | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

人のところに行けば期待される行動とか気遣いとかなんか感情的な行動をしなければならないのだとは思うが、

そのどれもが不得意というか気の利かない不器用を通り越したレベルに設定されているので、

植物をじっと眺めていた方が遥かに気楽であるという事は言うまでもない。

だからわたしは家庭菜園に本腰を入れ始めたのである。植物と向き合っていれば人と向き合わないで済むから。

なんかもう一日中、朝から晩まで身体に無理のない程度で畑を耕せる仕事とかでもないですか、と思うようになる。

足とかもうガタガタだし、車を使える免許も普通と小型特殊と原付位なのででかい耕運機は使えないから、大規模なのはできない。

機械の入れないような場所で植物を眺めながら、日光湿疹がよっぽど酷くならない程度に何かゆっくりと緑を眺めていたい。

別に植物に向かって何かを話すわけでもなく、何かを求めるわけでもなく、育ったり枯れたり何なりするのを見るだけでいい。

それが心の救いになればいい。人間と関わるよりよっぽど救いになる。人間は気まぐれだから落ち着かない。

手を加えたら加えただけの、手を加えないなら加えないだけの報いというか変化はあるので、何かあったら大体わかってくるようになる。

そのかわり苗の周りに生えてくる草は大抵酷い目に遭ってそのままお陀仏ですが。人間のエゴって怖いものですね。

誠に遺憾である。