夏が近づくと(俳句的にはもう夏ですが)私の部屋は夏模様である。エアコンをフル稼働しないとやっていられない。
主にパソコンのせいで。
パソコンを自作して無駄に性能を盛ると、当然全部の部品を万遍なく円滑に動かすための電源が必要になる。
ノートパソコンなら別にそれほど気にしなくてもいいが、私のようにゲーム?パソコン組むか!となれば話は別になる。
いいCPU、いいファン、いいグラボ(これが一番財布に痛い)、いいメモリ、いい何たらかんたら、
なんて山盛りにしたら当然パーツの質に合わせていい電源を買わないとロクに動かない。
それでもまだワット数は四桁に行ってないのでまだミドルクラスだと思うが、
エアコンのない時代、そんなパソコンの電源をつけるとその部屋だけ面白いように室温が上がる。
パソコンに熱を貯めると当然動かなくなるので、外に向かって排熱しないといけない。つまり室内に排熱がつまる事になる。
夏が過ぎ風あざみ、なんて井上陽水のような事を言っている場合ではありません。外気温よりも二度か三度くらい高くなります。
窓を開けても何の意味もありません。なぜなら私が熱源の正面に座っているから。一時期腹を立ててパソコンを窓際に置いたが特に意味はなかった。
風が吹かなければ何も入ってこないし、窓際だから日光が当たるときは当たるし、そもそも風向きなんてコントロール出来ない。
雨に当たったら水で基盤がショートしてパソコンが即死するので、雨が降ったら窓を閉めねばならず余計に熱くなった。
普通のゲーミングパソコンでこれだから、マイニングとか流行っていた頃のマイニング専用パソコンを並べた部屋なんて入りたくもない。
つまりエアコン、エアコン、さっさとエアコン、しばくど(自分を)と本当に笑えない状況になる。パソコンに熱中するあまり熱中症一直線である。
なお親はパソコンの概念とか仕組みとかたぶん何も知らないので私がどうしてそんなにエアコンにうるさいのかを知りません。
説明しても理解してもらえるとも思っていません。マニア、オタクというのは得てして説明しても理解してもらえないものであるから。
パソコンというか電気回路を回せば逆に温度が下がるのならば、モルモットのように死ぬほど、死ぬまで回し続けているだろう。
しかし世の中はそうではなかった。機械を回せば排熱が充満するし、どうやって温度、室温を上げないように機械を動かすかが課題になる。
今はいい絵をAIに描かせるのにどうしてもGeForceのいいグラボが必要になるから、電源もモリモリになって、私の部屋は何となく熱い。
え、外部サービスに頼ればいいじゃない?いや、パソコンを自作した以上絵も自家生産(ただし人力ではない)で描かせる必要があるわけである。
もはや端から見れば意味不明以外の何物でもない。誠に遺憾である。