何か知らんけど気兼ねなくワンマンな運営をする(した) | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

発達障害とか自閉症スペクトラムの人々というのは人付き合いが下手で世渡りも上手とは言えないから、

大体の当事者が作業所に行ったり、障害者雇用等福祉制度のお世話になるだろうと思うが、

逆に何かの弾みでよき家柄に生まれて、特に知的に障害もなく、そのまま身分を活用して、コネとツテだけで、

何らかの弾みで上まで上り詰めて行った場合、周囲の人間の艱難辛苦を思うと誠に遺憾だと思う。

 

昔の自分も大学を卒業して普通に社会人になり、普通の仕事をこなす(こなしてない)が、

経験年数だけで何となく上の立場に振られたときの傍若無人さと言ったらあり得ないと言われるだろう。

とりあえず耳に聞こえる範囲でも「あの人(自分)が何考えているかさっぱりわからない」という愚痴は日常茶飯事だし、

色々考えて行動してもあからさまについて行けない、という態度と反応をされる。

このまま上まで上り詰めたとしてどれだけ人でなしのような命令を下していたであろうか。

今となってはもう振るう権力も無くなったのでどうでもいい話にはなったが、

ちゃんと(?)仕事を成し遂げていれば裏でスターリンだの毛沢東だのポルポトだと言われていただろう。

わたくしはその程度のワンマン野郎である。

どのあたりで人の心を理解して仁君になれたのであろうか。それとも一生暴君のままなのか。

愛読書が一般的なビジネス書ではなく『韓非子』とかニーチェに設定されているあたりでお察しください。

血も涙もないといわれても仕方が無いだろう。

そうして権力を振りかざし、人心は離れていき、群衆(上司や同僚)はごうごうと道を塞ぎ、退職し、

最終的に発達障害(自閉症スペクトラム)であることが判明したが、

要するに人の上に立つような器では全くない、という一言に尽きる。

とはいえ社会の歯車にもなれない。むしろ社会の歯車が一番難しい、まであり得る。

人間関係が構築できなければ親密な関係も築きにくい、柔軟に人の心が理解できないから、

マニュアル通りに行動し、日常生活も何ならマニュアル通りである。柔軟性という物はない。

慣れてくると何かの弾みで人を振り回してしまうので、そんな権力ならない方がいい。

意図しないでも勝手に人間を振り回して、それに対して抗議でもされると憂鬱になり塞ぎ込んでしまう。

最終的にもう人間が面倒くさくなってしまうと私のように世間離れしたくなります。

何をやってもダメなら誰とも会わないほうが誰にも危害を加えなくていいじゃないか、と。

改善策、打開策、とは言いますが、自分一人で考える策なんて、人間性のない奴の想定した人間性のある打開策である。

人間性なんてもとよりないじゃないですか。0には何をかけても0なんですよ。

今更どんな顔をして昔の人間関係に謝罪行脚をすればいいのか。

 

ただこれはどうしようもない奴に途中でストッパーが適切にかかったときの話でもある。

たしなめるべき時にたしなめられる人間がいなければ、それが血筋とかコネとかで妨害されていたら、

何もないままスルーされて本当の意味で素通りされる。何なら「こいつに逆らってはいけない」とまで言われる。

後で何をされるかわからないような奴に逆らおうと思いますか。自分でも思わない。

権力を笠に着る奴は人の心がわかっちゃいない、何なら権力という「法」しか信じてない。

少なくとも私はそういう奴である。運良く私は失脚したが、何か上役に気に入られて暴走した場合とか、

本当に始末に負えないただの狂犬になるだけじゃないか、と思うわけである。

だから自分にはもう権力なんて要らない。何なら世の中から外してくれないか。

(自分が)誠に遺憾である。