別にパスポートは自力で申請できるから特に問題はない。
むしろ昔は都市部に出ていかないとパスポートの申請すらできなかったのが、自分の住んでいる地方都市の田舎でもできるようになったので、
単純に申請するだけならむしろ昔より楽ではある。街自体は絶賛過疎地ですが。
何はともあれパスポートが発行され、なんだかんだで国外に行く時に大体悩むのが、
日本以外に入国する時に書き込まなければならないカードの職業欄である。
パスポートを申請した頃には、もう障害者手帳を受け取り、年金プラス作業所の工賃、が私の収入になっていた。
仕事をしていない、出来ない、就労移行支援に通っていた頃は何の迷いもなく「無職」と一思いに書いてもうどうにでもなれ、と思った。
作業所で工賃をもらって生活していると、仕事ではないけれども一応仕事(労働的な意味)をしてお金は貰っているので、
何と書けばいいのかよくわからなくなる。海外ではその国ごとに制度がおそらく違っていて、
「福祉事業所利用者」なんて英語に直訳しても入国審査で何を言われるかわかったものではないし、
そもそも細かく聞かれても英語の能力が低いのでお察しください、なので詳しく説明してください、
と言われてもGoogleの音声入力で翻訳してもらうしかない。
定職なんてないんですよ、といってもちゃんと働いていればそれを書けばいいのだから、ちゃんとした職に就いていれば問題のない話である。
障害者なんて(色々な勘案を通して)飛行機で海外に行く意味を理解していなければ制約の多い飛行機にも乗れないのでそもそも海外に行けるのか、
別に仕事がないならそう書けばいいが一応何かしてるんですよ、という変なプライドならある。
誠に遺憾である。