昔でいうところの恵まれない人々 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

少し旅に出て都会に行くと、昔なら駅の地下通路とか入り口付近に、ダンボールで組み立てた布団が置いてあったりしたり、

(今は田舎に住んでいるし何ならこの雪の多いところでホームレスになったら凍死の危険性があるのでそもそも存在することを許されない)

海外だと日本では禁止されている物乞いとかを見かけてとても微妙な気分になる。

何が原因でそうなったのかは分からないけど結論として住む家も資金も何もないのと、

人間としてとても怪しいけれども、障害者福祉の恩恵にあずかり、年金とか減免制度をフル活用して手元にiPhoneがあるのと、

人間の幸せとか平和とか自由とか、尊厳としての身分とか一体なんだろうという気にはなる。

別に富裕層というわけでもないし、文字通り最低限の保障を受けて生きているだけだが、

雨風を凌げて贅沢さえしなければ何とかなるのと、何の保証もなく野外に放り出されるのとは大きな違いである。

社会保障とか何とかかんとか言えば不平等でキリがないとは言われるけれども、

何はともあれ生きることができる、ということは実際とても恵まれているのだと感じました。

誠に遺憾である。