私は街の郊外にある温泉宿に向かった。何かとてもファミリー的というか、見た目からして観光地の温泉ホテルみたいなものです。
そこに昔乗ってたワゴン車で向かい、郊外の何も建物のない平野を抜けて、
ホテルに着き、だだっ広い駐車場の停めやすそうな所に車を停めて中に入った。
中に入ったら何がなんだかわからない、照明の暗い深刻な話をしている場面に出くわしたので、
パワハラみたいな詰問を聞きながら受付まで進んでいった。胃が痛かった。
そこを抜けると普通の観光地のホテルみたいなロビーに着いて、素泊まりで、と言って、
そのホテルの部屋ではなく、広間みたいなフリースペースに雑魚寝するコースを選んだ。一番安いからである。
そしてそのまま温泉に駆けていき、適度に湯浴みして外に出たら景品でゲームのオモチャの種をもらった。
これを近くの廊下に設置したイベント会場で植えて数秒待つと増えたり、別の種が貰えたりするので、しばらく種を植えて集めたあと、
交換所で集めた種とガンプラを交換して来た。
そうしたら館内放送で自分の車のナンバーが読み上げられて線からはみ出ていて停め直して下さいと言われたので、
ロビーで自己申告してから車を停め直して、ついでに外で何かイベントでもやってないか聞いたらゴルフのイベントがあったが満員だと言われる。
そうして翌日になり、朝早めに車を駆り出して、ドライブして来た道を戻り、途中のスーパーに寄ってコッテリとした朝ラーメンを食べて帰った。
そうして自分の部屋に戻り、この次に何をするか考え、モーツァルトのレクィエム「涙の日」をどう指揮するか、どう指揮棒を振るかを必死に考えていた。