精神の暗部をある程度書きたくなる時 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

ここはどうしても一人で考えて誰も介入しない場所なので、意識が低くなったり自己嫌悪に陥った時の文章は本当に毒です。

ただ精神に波があったり起伏があったりするのは至極当たり前のことだと思うので、

双極性障害の方向に分け入って進まないように気をつけながらやっていきたい。

精神に闇があるからそれを書かないのは片手落ちだし明るい面だけ出すのが正義ですか、とは思う、綺麗事なんて外野から勝手に言うものです。

当事者が綺麗事しか言えなければ検閲とか監視がかかっているようなもので、世界の片側だけしか伝えようとしないものである。

あんまりダークなのもダメだとは思うが、ダークが全くないのも同じようにダメである。

それは親しい人が死んだら悲しいと思ってはいけない、表に出してはいけないと言っているようなものだと私は思っている。

まさか人間には嬉しいことと明るいことと素晴らしいことしかないかのように、

幸福は義務です、と言うような、表向きを裏向きまで強制するような管理社会は懲り懲りである。

幸福を感じるのは普通だが幸福は常時ではない。波があれば上下もある。

気分的に下にあるときに下だと言えないのは黒を白と言うようなもので、

持病的に裏表が作れないような障害のある人間にはとてもきついことである。

とてもバレバレの嘘しか出来ないような人間が仮面を被った言動をしたとしても、隠しているのに隠れていないようなものである。

すぐにバレるかあれこれ注意されるか空気が読めていないとでも言われるだろう。

裏表がとても稚拙なものしかないと、裏表を作ろうとしても形骸的なものであり、形式ばったところしか取り繕えない。

人の顔や感情、口調、話している話題の振り方、それらを感覚的に判断できない以上、

どうやっても綺麗な裏表のグラデーション(?)なんて作れないだろう。あっても綺麗な白と黒であって、間の灰色は全く表現できない。

そういう複雑な人との関わりがないなら生きられるだろうが世の中そんなに甘くない。

そうしてぶつかって何かが決壊した結果なんか文章は暗くなっていくのです。

誠に遺憾である。