私は大体毎日缶詰め状態になりたい | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

私は田舎にいるのにもっと山奥に引きこもっていたいと思うような人間である。

仕事で缶詰状態になるならしてくれと思うし、何ならプライベートも缶詰でいい。

一人で密室に籠って環境を整備して瞑想できるなら一番いいだろう。他の人から見たら迷走にしか見えませんが。

ありとあらゆる人と人、人と物を繋ぐ導線を断ち切り、何も外から働きかけられない場所に自分を追い込んだらどれだけ清々するだろう。

スマホとか通話とメール機能を切ってゲームとネットでの調べ物だけできればいいと思った事も一度や二度ではない。

下界というか外界は本当に外の世界、手の元に起きる出来事だけを、100パーセント自分の手で捉えていたい。

座敷牢、まで行ったら人権に関わるので御容赦願いたいが、小説家や漫画家が常に期限に追われる程度の意味で執拗に缶詰状態になりたい。

誰かから連絡が来るという余地があるだけでいろいろ予知したりしなければならないので、考え事には非常に邪魔である。

探し物は何ですか、と聞かれたら物理的に環境的に一人になれる空間、と言い始めるだろう。

じゃあ一人暮らしでもすればいいじゃないか、と言われそうだが、町内会とか勘弁だし、

防犯のためという名目で玄関の呼び鈴を常に切っておきたい衝動に駆られる。

当然そんな体たらくで社会生活が営めるとは思っていない。

こうなったら福祉施設にでも入るしかなかろう、とは思うが今度は経費が支払えない。

もう町内という概念を超えた孤立した山奥とかの場所に庵を結んで孤立して暮らしたい。

鴨長明とか吉田兼好がそうしたように。

何かあった時だけ何食わぬ顔で出てきて、用事が終わったらもういなくなっている、

皆んなに木偶の坊と呼ばれ、褒められもせず苦にもされず、そういうものにわたしはなりたい。(何故かここだけ宮沢賢治)