とにかく色々な会話でダメージを受ける体質 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

ここ最近、日焼けサロンに足繁く通ったとか、単純に日焼けしたとか、元からそういう色だったという意味ではなく、

皮膚炎の真っ赤になったところが枯れてきて痕が茶色くなるという意味で褐色キャラになりつつある今日この頃、

皆様方におかれましては日々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 

私は自分から身の上話を切り出すことはほとんどない。相手に自分の情報を与えたということが何よりも禍根になるからである。

弱みを握られるような感覚、多分思い込みだとは思うが、そういう気分になるから簡単に話さない。

深刻な話ほど精神のダメージが深刻になるので、人に話すような身の上話はあらかじめ軽い物だけをチョイスするか、

その時実際に受けているダメージに応じて内容は変える。全体的には軽めであるようにしたい。

自分は共感、という感情がどういう意味なのか、どうしたら共感したことになるのか、

共感したことでどういうことになっていくのか、ということが体感的、感覚的に理解できていないから、

他人から重い話を切り出されてもどう反応していいのかわからないし、その前に重い話で直で胃や腸にダメージが行くから、

そもそも反応どころではない。感受性豊か、とか言われそうだが、単に聞きたくないだけである。

重苦しい話を赤の他人ではないけれども、会って数ヶ月の人に話すような話ですか、

福祉関係者とかなら契約した時点である程度洗いざらい話はしておいた方がいいと思っているが、

そうでもない普通の人間、契約もプライバシーも守秘義務も何もない人間に重要なことを簡単に話せるものか、

と一旦考えると私から話を切り出すようなことはほとんどなくなる。

知識的な話、趣味的な話なら深刻でもないし隠すようなこともそんなにないし、遠慮なく切り出せるのだが、

プライバシーが関わる話は人前でしたくない。

その辺で誰かの話す人間関係、金の話、社会に対する不満等々の愚痴とか聞いていると、私はどんよりとする。

そんな理由で飲みたくはないが抗不安薬でも服用せざるを得ない。

聞きたくないが耳は遠慮なく音を拾ってくるから逃げるわけにも行かない。

仕事をしているときは仕事の話しかしないとか、出来れば世間の雑音というか煩雑なことから、

なるべく物理的にも精神的にも遠ざかって静かに生きたいと思うのだが、

どうも世の中の人はそうでもないらしい。

最近は酒もそんなに飲まなくなったが、酒が入るから話が弾む、ようなことでもなく、

どんどんどうでもいい深刻ではない話、後腐れのない軽薄な話に移行するだけである。

なお吐く物は個人情報や愚痴ではなく純粋な吐瀉物である。

 

閑話休題。とにかく人の個人的な話、愚痴とか聞いていると、山奥に逃げたくなるような衝動に駆られる。

正確に言うと誰かの話している個人的な話を耳が勝手に拾うから拾わない場所に行きたい。

それHSPとかじゃないの、とか言われそうだが、自分は発達障害の部類なので多分違う。

感覚過敏とかで余計に音や情報を拾うのを感情的な処理能力不足で処理し切れていないから、

結果的に頭の中でエラーが起きてオロオロして最悪フリーズするだけである。

処理しきれないほど劣悪な質や量の情報を流されたり、雑に五感を刺激されたり、

プライベートの本当に聞きたくない話を対面で延々と聞かされれば、多分パニックでも起こしているだろう。

起こさないのはなんとか我慢しているからです。誠に遺憾である。

身の上話をして、何か感想を言ってくれと聞かれたら多分すぐ帰ってくれと言うだろう。そういうものである。

そしてもし言わなくても、言えなくても顔には、表情には分かりやすく出るだろう。

本当に、どうしてそんなに身の上話をしないと生きていけないんですか。しないと死にでもするんですか。

個人的な話であるほど丁重に墓場に持って行きたがる人間には理解の出来ない話である。

まあ、これが一種の身の上話みたいなものだが、ある程度匿名であるからようやく言えるようなものである。

なので普段はこんなことは言わないし言えない。そういうものである。