個人的に、あくまで個人的に一番いい香りは食べ物の香りだと思っている。
調理場からそれぞれの料理の特色ある香りが漂ってくるのは、
何かと私の心を楽しませる。
だが、それ以外の香りは、どうも自分の感覚にそぐわないようである。
超個人的には、アロマセラピーで使われるような人工的な香りとか、香水とか整髪のトニックとか、
ああいうものの臭いをかぐと何故か具合が悪くなる。理由は知らない。
どんな匂いかとかそういう問題ではなく、する時点で自分にとっては既にダメらしいのである。
過激な臭いであれば大体ダメになって目眩がしたり何はともあれその場から離れたくなる。
臭いが本当にきつかったらその場から緊急回避するぐらいのことは平気でやるだろう。
「あれは自分で倒れそうにならないのか?」と訝しげに眺めながら逃げ出すだろう。
レストランとかで強いにおいの発する人は一体何をしにしているんでしょうねもう、と訝しげに見ていることだろう。
そういう意味では自分の臭いに鈍感な人は人間的な好き嫌いではなく、感覚的にダメである。
とりあえず倒れていいなら倒れるだろう。誠に遺憾である。