人間のいない悩み事 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

ほとんど対人関係のない状態で生活しているので、
誰彼との関係がうまくいかないとか、もっと発展させたいとか、そういう欲望が限りなく薄い。
人間関係があること自体が悩みになってしまうかもしれない。
今のところ特段発展させる余地もない人間関係らしきものしかないので、
人間関係がないことに悩まない以上、人間に対する悩みはない。

しかるに、自分が悩むことというのは、
借間が古くてコンセントが古臭いとか、そのコンセントにしっかりプラグが差し込めないとか、
間取りの割にはコンセントの絶対量が少なすぎる、とか、
老朽化した配線とか一体どうするの、とか、
大体そういうものである。

電気なんて付けばいい、とかプラグが刺さり切らなくても通電さえしていればそれでいい、
と言う人とはきっと話がかみ合わないか、そのうちそりが合わなくなるだろう。
そういうものである。(二回目)
よくまあこんな精神状態で古い家に住んでいられると思う。

生きている限り、不測の事態とは常に生じる可能性があるもので、
不測の事態に弱い人間は、そろそろ管理できる権限をぶん投げてしまいたくなる時もある。
電気と水道と暖房器具は、正直あまり管理したくない。
管理したくないけれど、使わなければ生きていけないので、
と思っているうちに強迫観念に迫られるようになり、
そのうち見える場所だけでなく、見えない場所まであれこれ気にもめるようになった。

お前それでどうやってエレキギターとか使っていられるのよ、と言われても仕方ない状態ではありますが、
気になるものは気になって仕方ないのである。
人間関係がない分だけ、純粋に気になるものは気になってしまうのである(譫言)