どうも初対面の人と会うと、緊張と言うには生ぬるい状況に陥る。
そもそも何を話していいのか解らない。
自覚はあるのだが、専門用語を使いすぎて、どうしても他人に通じない話し方になっている。
おまけに、興味のある分野以外の話については本当に知らないというか、
目にも入れないので、話について行けるどころの騒ぎではない。
要するに(要しなくても)会話が成立しない。同じ日本語を使っているはずなのに。
自分には平易な言葉であっても、他の人にとってはそうではない、
ということを多く経験しすぎて、何を喋っていいのかどんどん解らなくなる。
同じ趣味を共有していても、内容によってかなり先鋭化するので、
同じ趣味をやっていて、同じ話が通じないところもあるから困る。
例えば、音楽をやっていて、何処の楽器を担当するかで、話は大分違ってくるのだが、
そこのあたりをお構いなく喋ってしまい、結果的に何を言っているのか自分以外解らないような、
そんな事になるのもよくあることである。
何を喋っていいのか解らなくなれば成る程、ある意味やけくそになって専門用語を使い出すから困る。
それが日常使っている言葉なので、勝手に口から出ていくだけなのだが。
精神的に余裕がなくなれば、話がややこしくなっていく。
普通逆だとは自分も思っているが、急にどうにか出来る問題ではないのが悩みどころである。