腕のない剣 | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

何か車いすで入店を拒否されただの
何だのと騒いでいるのがいるらしい。
 
こちらは発達なのでとやかく言わないが、
誰にとっても満足なことが出来るとは限らない。
無論出来る限り少なくなればいいのは言うことはないが、
こちらにも事情があるように、向こうにも事情があるのである。
せめて予め連絡しておけば、対処の方法も違っていただろうに
(そこであからさまに差別意識を出されたのであれば
 まだそれなりに正当化出来たであろう)
相手に伝えるべき配慮を伝えることも思いやりの内の一つである。
店の事情で無理なら、別な店を探せばいいだけだろう、と思う。
どうしてもその店、なら随伴者に何とかしてもらう方法もあっただろうに、とも思う。
 
人が差別されることをタネにして騒ぎまわり、
結局周囲を駄目にしてしまうようなことを、差別の解消とは言わない。
自分と周囲が一緒に地盤沈下しているだけである。
差別差別と騒げば、一時的に待遇が一時的によくなるかもしれないが、
あからさまに差別意識を前に出した活動をすれば、
のちのちそれがヘイトになって溜まっていき、
他の障碍者の方々にしわ寄せが回ってくることは否定出来ない。
自然な方法、というのは中々難しいのかもしれないが、
少なくとも他人を批判して、悪罵して理解が成立するはずがない。
また、他人に対して善意を強要するのでもいけない。
難しいとは思うが、対話をしないで事柄が成立するはずもない。
本当、前もって話をつけておくことは重要だと思う。
 
…自分は今のところ何もないが、その内何かあるとすれば、
やっぱりそれなりに配慮した言葉を考えておく必要があるだろう。
少なくとも相手の名前を出して影から罵ったりはしないことが大切である。
ただ、外見上「発達」はそもそも気がついて貰えるかどうかも不明ですけれども…