学長側が自ら行った仮処分申請を取り下げる条件を小川へメール連絡〜調停を蹴り1月末になってなぜ? | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

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医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

学長側が自ら行った仮処分申請を取り下げる条件を小川へメール連絡
 〜調停を蹴って間に合わない仮処分を申立て、1月末になってなぜ?
  (医学部大学等事件91)


<2月1日(木)夜追記>
 その後(1月31日と本日2月1日)の状況です。

 打診メールが来た翌日である1月31日の13時25分頃、私は学長に、成績入力方法等(その前後を含む)の第1回素案を送信しました(高山事務部長にCC)。内容は、大学側がこれまで私に言ってきたことを基盤にしたものです。

 それに対して、2月1日(本日)の14時18分頃、またもや、学長(法人の代表者)ではなく高山事務部長から(学長にはCC送信)という方法で、何も聞かず調整もせずに、提出だけを求める再送信に期限を付けて、それが仮処分取り下げの条件だというメールが着信しました。

 そのため、私は、同日(本日)17時38分頃、学長へ、次のメールを送信しました(CCを高山事務部長へ)。

<本日初めて送ったメール本文ここから>
山崎光悦・本学法人代表学長殿

医学系薬理学の小川です。

調停委員案が示されながら、本学法人などが調停を初回で終了させたものの、その後になって、そちらから調停委員案に沿った打診をしてきたため、また、本学法人が、1月末迄でないと間に合わないと申立書で主張しているため、これまでの本学側から私への説明や要望、提示の内容を基本にして、急ぎ素案を作成してその翌日(昨日である1月31日)にお送りしたものです。

本学法人が仮処分申立を取り下げるか否かは、基本的には無関係です。

素案の最後のアクセス権(改竄の有無を確認できるよう)のところ以外は、全てこれまでに本学側が私へ説明や要望、提示をしてきた内容ですが、それでも仮処分初回期日まで1週間以上ある段階で交渉や調整さえしないということは、本学法人にとっては試験点数が不要であると理解せざるを得ません。

もしもそうでない(提出済みのSABCだけでなく点数が必要だ)とおっしゃるのであれば、本学の説明や提示等に沿った内容でも交渉や調整もしない具体的な理由を付して、その旨を速やかにご返信願います。

医学系薬理学・小川和宏
<本日初めて送ったメール本文ここまで>

 なぜ、大学法人がこれほどまでに「仮処分申立ての取り下げ」にこだわって、点数入力方法の調整をせず、点数を得ようとしないのかです。
<2月1日(木)夜追記ここまで>

 本日(1月30日)、学長側が、私・小川に、大学自らが申し立てた仮処分命令申立て事件を取り下げる条件について、打診するメールを送ってきました。

 それに至る時系列と、本日の打診メール本文は、次の通りです。

●2017年8月31日
医学学務係長が、柴田理事とも相談した大学の方針として、小川に成績入力をお願いすることになったと、メールで連絡。しかし、現在まで、入力妨害が続いている。

●9月1日より
再試験対象学生が始めていた再試験の日程調整を、安藤被告や大学側がやめさせた。

●2018年1月9日
金沢大学(法人としての)が、仮処分命令申立を弁護士に依頼(委任状に学長印を押印)。

●1月11日
簡易裁判所調停の1回目で、調停委員案が示されたが、相手方ら(国立大学法人金沢大学、金子周一、堀修、多久和陽、安藤仁の各氏)が即日終了させた。

●1月15日
金沢大学(法人として)が、点数提出を求める仮処分命令を申立て。その申立書で、遅くとも1月末までに点数の提出がないと、成績判定や進級判定が間に合わずできないと主張。しかし、初回の審尋が2月9日になったため、既に手遅れ。

●1月23日夕方
高山事務部長が、小川に、調停委員案に沿った成績入力検討を打診するメール(多久和陽・医学部長・医学類長・医学系長にCC)。

●同日(1月23日)および翌24日に再送信
小川が、山崎学長へ、それまでの経過から、簡易裁判所調停事件ではなく地方裁判所仮処分申立事件で和解協議を行いたいというご意向ですか、とお尋ねするメール(前回記事)。この質問については、現在(1月30日夜)までご返答なし。

●1月30日
<高山事務部長から小川宛、山崎学長にCCのメール(本文全文)>

小川先生

事務部長の高山です。
小川先生から学長あてに1/23と1/24に送信された、件名「仮処分事件と
調停委員案との関係」のメールの件について、以下のとおり連絡します。

本学からの指示に基づく貴殿の対応によって、次に掲げる事項が滞りなく
行われた場合に限り、貴殿への仮処分命令申立の取り下げを検討します。
なお、以下の事項に係る具体的な実施日等は改めて本学から連絡します。

・医学学務係へ「薬物治療の基礎」科目に係る試験点数を開示すること。
 ただし、試験点数は、貴殿担当分の点数又は貴殿及び安藤教授担当分の
 合計点数のいずれかとする。また、医学学務係担当者が行う同科目の
 試験点数入力作業への立会いを許可するものとする。

上記提案については、山崎学長の了承を得ておりますことを申し添えます。
<本文ノーカットのメール引用ここまで>

 大学法人は仮処分申立書で、1月末が点数取得の限界だと主張しながら、その8日後に調停委員案に沿った打診をしてきて、そこから更に約1週間も応答せず、本日(1月30日)になって、自らが調停を蹴って申し立てた仮処分命令申立について、「取り下げを検討します」とまで述べて、条件を打診してきたもので、一体何が目的かです。

 複数のコメントも頂戴しているように、点数と成績の逆転や、私に関する虚報発信が繰り返されている状況ですので、点数や成績の改ざん防止も重要と考えているところです。