調停を1回で終了させ4日後に仮処分申立て、その後になって大学側が調停委員案の検討を小川に打診 | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

金沢大学などが調停を1回で終了させ4日後に仮処分申立て、
 しかしその後になって大学側が調停委員案の検討を小川に打診、
  代表者でいらっしゃる学長に問い合わせのメール
   (医学部大学等事件90)


 本日も昨日も前回記事にコメントを頂戴していますので、併せてご覧下さい。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12346363980.html#cbox

 金沢は冷えて粉雪で軽く、量もまだ多くないので、除雪は今のところそれほど大変ではありません。
 皆様の地域はいかがでしょうか?

 今回はタイトルにある通り、奇妙な経過についてであり、今月(1月)の経過の一部をまず時系列でお示しします。

●11日
簡易裁判所調停の初回で、調停委員による試験点数入力案が示されたが、相手方である国立大学法人金沢大学と、金子周一、堀修、多久和陽、安藤仁の各氏が同意しないまま、1回で調停を終了させた。

●15日
国立大学法人金沢大学が、地方裁判所に、点数を求める仮処分を申し立て、翌日、その申立書が、小川に送達(裁判所が当事者に事件文書を正式に届けること)され、その後、初回期日を2月9日に指定した呼出状も小川に送達された。

●23日16時28分ごろ
高山浩接・事務部長が、多久和陽・医学部長・医学類長にCC送信のメールで、小川に、調停委員案に沿った成績入力検討を打診してきた。なお、同事務部長は、職員録ベースで70数名の職員のトップの職。

●同日(23日)18時53分ごろ

<小川より学長、理事、調停相手方ら他へのメール>
山崎光悦・本学法人代表学長殿

医学系准教授の小川和宏です。

今月(1月)11日に本学法人および関係者(金子、多久和、堀、安藤各氏)が、試験点数入力の調停委員案が示される状況下で調停を即日終了させたのに続き、4日後の15日には、本学法人が試験点数提出を求める仮処分命令を申立て、初回期日が2月9日に決まり、裁判所から私へも呼出状が送達されています。

こうした状況下で、先ほど、高山浩接・事務部長より、下の、調停委員案に沿った内容での成績入力検討の打診メールが着信しました。

そのため、本学法人として、並行して進める上記仮処分命令申立事件と、下の調停委員案に沿った案で調整しての入力検討との、相互の関係をどう位置づけておられるのか、ご説明をお願いする次第です。

なお、これまで何度も学内メール等で発信しています通り、点数・成績の入力妨害が止まれば速やかに入力してその写しを提出しますし、また、下の調停委員案に沿った検討も前向きに進める予定であり、そのために仮処分申立事件との関係を確認するものであることを申し添えます。

医学系薬理学准教授・小川和宏
<メール引用ここまで>

●24日18時49分ごろ

<小川より学長、理事、調停相手方らほかへのメール>
山崎光悦・本学法人代表学長殿

再送信です。

調停を初回で終了させて、4日後に仮処分命令を申立て、その後に調停委員案に沿った検討を打診してきたのは、簡易裁判所調停ではなく地方裁判所の仮処分申立事件の中で、和解協議を行いたいというご意向でしょうか?

もしそうでないなら、どういう位置づけですか?

医学系薬理学准教授・小川和宏
<メール引用ここまで>

 こうした経過です。

 調停委員案に沿って協議を行うのであれば、調停事件では全員に代理人弁護士がついていたので、調停期日以外でも条件調整などの協議が代理人弁護士同士で速やかにできたでしょう。

 調停と仮処分命令申立ては同時並行できる手続きでしょうし、調停を続行させても誰にもデメリットが生じなかっだろうと、私は考えるのですが。

 なぜ大学側が調停を1回で終了させてその4日後に仮処分を申し立て、その後に調停委員案に沿った打診をしてきたのかです。